愛になる日を夢見てる
なんて曖昧で不確定。
この距離を丁度良いと思いながらもどかしいと感じてる。
息がかかりそうなくらい傍にいるのに触れ合うことはない。
簡単に踏み込んでくるのに、そちらへは行かせてくれない。
「キラ?難しいお顔をされて、どうなさいましたの?」
「…え?」
「紅茶、美味しくありませんでした?淹れ直してまいりましょうか?」
「ううん、そんなことない、美味しいよ。ちょっと、ボーッとしてただけ」
「まあ、ずっと起きてたから、お疲れになったんですね。そろそろ戻りますか?」
「大丈夫だよ。まだ、こうしていたいんだ。
…その、………きみと。」
「………キラ…」
(ねえ、想ってるのは僕だけじゃないよね?)