比呂春でパロ 後悔しない人生なんてない。 人は誰しも、人生に於いて多かれ少なかれ後悔というものは必ずするだろう。 振り返って、チクリと胸が痛む者もいれば、痛みさえ受け入れ笑える者もいる。 ここに1人、強い後悔を抱え、その痛みに押し潰されそうな男がいる。 男はかつて大切な女がいた。 しかし男は自分の初恋に執着し、女に向き合うことが出来なかった。 男を想っていた女はいつしか別の男を愛し、結ばれる。 この物語は、女と向き合えなかった男の、悪足掻きの物語である。 男の名前は国見比呂。 女の名前は古賀春華。 舞台は春華の結婚式。 新婦の友人として招待された比呂は、自分ではない男に輝く笑顔を向ける春華を、正面から見れなかった。 胸に去来するのは、後悔。 ――あの時、こうしていれば ――あの時、ああしなければ ――あの時に、戻れたら 新婦への未練に、男は苦しむ。 あまりにも未練がましい男の姿に、【私】は特別に手を差し伸べてやることにした。 そんなに新婦を想うなら、その想いが真実なら、奇跡を起こしてみればいい。 そして【私】は、彼に提案をする。 「過去に戻って、後悔したことをやり直してみろ」 さて、男は果たしてやり直すことが出来るか。 過去に戻り、女と向き合えるのだろうか。 そして、現在ある未来を、変えることは出来るであろうか。 答えは、誰も知らない。 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ プロポーズ大作戦パロディ。 気が向いたら、続きを書く…かも? |