平井さん画のフレイは可愛くて仕方ない!!!!
「ああ、フレイって本当に美少女なんだ」って、こんなに可愛い子だったのねって思いましたよ…!くぅ…!



さて、今回でキラとフレイが一旦破局したわけですけど…。

フレイって、アークエンジェルで本当に居場所がないんだなって…(泣)
サイ達とは気まずいし、正規軍人の人達とは全く打ち解けてないし。
居場所はキラの部屋だけで。

普通に話せる人だって、きっとキラだけだったんでしょうね。
キラにはムウっていう、ある程度気にかけてくれたり相談を聞いてくれる人がいたし、カガリっていう気の置けない友人(の様な存在)がいて。
でも、きっとフレイには本当にキラしかいなくて、自分が選択した事とはいえ、キラよりもフレイのが孤独を感じてるんじゃないかと思うんです。

同じ様に堕ちたのに、キラには両親がいて自分にはいない。
キラには友達が出来て自分は一人っきり。
自分が追い詰めてるはずなのに、自分もどんどん追い詰められて。

ヘリオポリスにいた頃のフレイは、みんなのアイドルで友達も多かっただろうし、恋人もいて、お父さんもいて、誰よりも自分は幸せだったと思ってただろうし、プライドもあったはずです。


でも、追い詰められた心が、ズタボロになったプライドが、キラ――自分が陥れた相手――に気を使われた事で大爆発。

たぶんキラへの嫌悪がフレイの中ですっごい爆発したと思います。
キラの机を叩いた時のフレイの顔は、あれは絶対“憎しみ”に支配されてる顔でしたから。
「なんでこの私がお前なんかに」って思ったはず。
もうキラの事、めちゃくちゃ傷付けたくなったんじゃないでしょうか。
だから「可哀想なのはアンタじゃない!」って、口にした。

可哀想で、哀れで、惨めで。お前なんか、お前なんか!

フレイの脳裏に浮かぶのは“泣いてばかりのキラ”の姿。
戦って泣いて守れなくて泣いて、追い詰められていくキラ。
必要異常に繊細で傷付きやすくて、優しいキラ。

“だいっきらいなコーディネーター”じゃなくて、“泣き虫なキラ”。

キラを傷付けながら、フレイは自分の中にキラに対して別の感情が芽生えている事に気付いたんじゃないかと思うんです。

復讐、利用とは違う、キラへの気持ち。でもきっとフレイはそんなの認めたくなかった。

「なんで私がアンタなんかに…!」
同情されなきゃいけないの。
心を乱されなきゃいけないの。


きっとこの時のフレイはキラへの憎しみと別の感情でぐちゃぐちゃだったんだろうな。



そしてキラは、フレイの怒りに、自分がフレイを追い詰めてるんだと思ったんじゃないでしょうか。

フレイが自分に優しくしてくれたから、自分が甘えたから、サイ達とはいられなくなった。
サイ達といられなくなったから、キラといるしかなくなって、フレイは孤独になったんだ、と。

たぶん、キラはフレイといて気休めにはなれたと思いますが、心が穏やかになるっていう事はなかったんだと思います。

二人の関係は後ろめたさ満開でしたし、二人は二人としかいれなかっただろうし。
キラとフレイ、二人だけの閉鎖空間。
最初は良かったでしょうが、そんな空間は長く持たない。息苦しくなってしまうから。

それでもお互いしか孤独(だとは思ってないと思うけど)を共有出来ないから一緒にいた。

それがキラを、そしてフレイを追い詰めてしまった。
気持ちが爆発したフレイを見て、キラはそれに気付いた。もしくは認めた。

間違ってた、と。



昔は、キラが辛いから別れたんだと思ってたんです。
フレイに疲れたのかなって。

でもリマスターを見て、キラは自分が辛いのもあるでしょうけど、それよりもフレイのために別れた様な気がします。
この頃のキラは「僕なんて…」と自己評価悪かったですし、こんな自分がフレイの側にいても何も出来ない、むしろより追い詰めてしまうだけだと思って別れたんじゃないかと。

ここで「僕が傷付けた」に繋がると思うんです。



しかし…。
冷めた、とか疲れた、とかよりも「自分といるとフレイが傷付くから」が別れの理由だとすると…キララク派としてはしんどい。
そこまでフレイを大切にしてたキラが、ラクスをどうやって好きになるのさ…!
そりゃ、キラがラクスに惹かれるポイントは要所要所あったけど!

種でキララク成立してほしかった…!(泣)
フレイとは死別しないで、キラはラクスと手を取り合ってほしかった…!(泣)







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