ポケモン
殆ど会話文
▲…ノボリ、▽…クダリ
ト…トウコ
2月22日。
ギアステーション。
▽「今日、チョロネコの日なんだって。」
ト「そうなんですか。……それは?」
▽「?…やっぱり、気になる?」
ト「いえ、全然。」
▲「私も用意致しました。トウコ様に是非!」
ト「はぁ?えっちょ!」
…数分後。
▽「トウコ、似合ってる!とっても可愛い!」
▲「お似合いです、トウコ様!」
ト「…ぅ、…。屈辱的です。大の大人にセクハラ行為をうけるなんて…。」
▲「セクハラだなんて、滅相もない!」
▽「そう!これ愛情表現。」
ト「いらない、こんな愛情表現。……ネコミミに尻尾なんて…恥ずかしくて死ねます!」
▲「とてもお似合いですよ?その尻尾。」
▽「耳だって!凄く、可愛い!」
ト「……そ、そんなに見ないで下さい。…取りますよ?」
▲「駄目でございまし!」
▽「駄目ー!」
ト「何でですか!もう十分でしょう?!」
▲「駄目でございまし。まだ本題が残っております。」
▽「うん。僕たち、トウコにやってもらいたいことあるの。」
ト「…?………ま、まさか?!」
▲「それを付けたまま、ニャンニャンとおっしゃって下さいまし。」
▽「トウコのニャンニャン、聴きたい!」
ト「嫌です!そんな恥ずかしいこと出来ません!」
▲「…では、場所を変えましょう。3人だけになれる場所へ。」
▽「さんせー。」
ト「ちょ!そうゆう問題じゃ、…うわぁーん!んぅ!」
▲「静かにして下さいまし。誰かに見られてしまうではありませんか。」
ト(いや、もう注目の的…)
▲「此処なら宜しいですか?」
ト「ぷは。…そ、そうゆう問題じゃなくて。」
▽「じゃあ何すればいい?」
▲「何でも致します。どうぞお申しつけ下さい。」
ト「そ、そうゆう問題でもなくて……て、ゆうか、ち、近いです。」
▲「当たり前です。離れてしまったら逃げられてしまうかもしれませんし…。」
▽「それに!近くの方がトウコ、よく見える。」
ト「え、何ですかそれ。…や、止めてください。」
▽「んー?何がー?」
▲「おやめなさい、クダリ。トウコ様が嫌がってるではありませんか。そんなに頭をワシャワシャとして。」
▽「ノボリもすればいいじゃん。ワシャワシャ。」
▲「…それもそうですね。では、失礼しますトウコ様。」
ト「ちょ!止めてください。あぁーもうわかりました!言います!言いますから止めてください!」
▽「ほんと?じゃあ止める。」
▲「では、お願いします。」
ト「……。ふぅー。…ふぅー。」
▽「ニャンニャン言って!」
▲「お早く。ニャンニャンと。」
ト「……ニ、にゃ『ピンポンパンポーン。ノボリボス、クダリボス至急御戻り下さい!ボス、至急御戻り下さい!…プツン』……」
▽「な、何?今の。」
▲「…えぇ、大変です。」
ト「急いでください!」
▲「いいえ。大変なのは、今のアナウンスの所為で、トウコ様のニャンニャンが聞こえなかったことです。」
ト「は?」
▽「うん、大変!」
ト「へ?」
▲「是非、もう一度おっしゃって下さいまし!」
▽「も一回言って!」
ト「……何言ってるんですか!さっきのアナウンス、ただ事じゃない様子でしたよ!?ボスである二人が駆け付けないでどうするんですか!?」
▲「トウコ様…」
▽「でも、…」
ト「でもじゃない!行ってください!待ってる部下がいるんでしょ?ボス。」
▲▽「(ドキン。)」
ト「…?…」
▲「わかりました。トウコ様の可愛さに免じて、行って参ります。」
▽「また来て!それあげるから。今度こそ、ニャンニャン聞かせてね!」
ト「それ?…はっ!付けたまんまだった……。恥ずかしい。」
▲「では、行って参ります。御気をつけてお帰り下さいまし。」
▽「バイバイ。また来てよ?絶対だよ?」
ト「また、来ます!お仕事頑張ってー、ノボリさん、クダリさん!」
ト(…そういえば、ボス二人の方がニャンニャン言ってたなぁ。)
ト「クスクス。可愛かったな。」
[*前] | [次#]