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 最初に断っておくと、わたしはコルダ3において神南高校が一番心に響かなかったバリバリの青春脳の持ち主なので、神南編は本来買う予定がありませんでした。しかし実際にプレイしてみるとあいつら結構ふつうに高校生やった……いや確実に普通ではないんだけども3無印のときよりもだいぶふつうの高校生やった……
 ということで、ほぼ無関心からのジンナンズ好感度急浮上、ということを踏まえた上で、以下のプレイ感想をご覧ください。おもしろいくらいに攻略されてます。わたしが。

総評
・……なんだこのゲーム王子様しかいねえじゃねーか!!
・東金、土岐、大地先輩はもちろん、執事キャラの芹沢もただの天然だと思ってた律ですらもなんか王子様でした。
・しかしこの場合の『王子様』はかっこよさと面白さを兼ね備えているということを忘れてはならない。
・あの謎のキラキラオプションにほぼ全員が耐え得るとか神南編まじ奇跡……。至誠館編ではキラキラ背負っていいのは八木沢部長くらいだったよ! ギリギリ長峰がセーフなくらいだよ!

純粋なプレイ感想
・至誠館から始めた身としては、聴衆がやさしすぎて泣きそうになりました。ドヘタクソでもちゃんと聴いてくれる……うれしい……(※至誠館編では演奏が下手だと攻略対象すら容赦なく去っていくというシビアすぎる仕様でした)
・あとSSS取り易すぎてコルダってそういえば乙女ゲームでしたねってことを再確認。至誠館編がいろいろと例外すぎるのか。
・ていうか徐々に難易度上げてるんだとしたら天音編は一体どんな地獄絵図に……
・VS至誠館で彼らが負けてしまったとき、ちょっともうほんとに申し訳なくて死にたくなったんですが、みんないい子すぎてむしろ「わたし生きる!」ってなった。
・ほんとは腹の中に渦巻いてるものがあるだろうに、でもそれを知ってるからこそ、やっぱり彼らを勝たせてやりたくなる。千秋逆注目ルートで廃部を免れたことが判明したときはよかったねえええええ!!って半泣きになりました。
・結論:わたしの至誠館への肩入れ具合半端ない。
・あと衝撃だったのは、天宮くんがとてもナチュラルに性悪だったこと。いや性悪っていうより純粋すぎるからこその不遜と言うか。とにかく早くだれかかなでちゃん連れてきてー!と思いました。
・そして冥加はやっぱりかなでちゃんをずっと見守ってたんだね……というのが随所に見られて、いまわたしの中で青はじの奏現象が起きています。
・青はじの奏現象:奏が彼以外のルートでも主人公のことを好きすぎる姿を見せてくるため「待ってろすぐに幸せにしてやるかんな!」と思わずにはいられなくなる、青はじプレイ時に起こった現象のこと。
・以前天音のひとたちはかなでちゃんがいないと真人間になれないと書きましたが、神南編のひとたちはかろうじて普通に暮らしてはいけるけどどこか心が救われないまま生きていく気がするので、結局かなでちゃんが15人に分裂するのが一番ハッピーな結末だと思いましたまがお。

エンディング曲
・イントロが「なにこれ笑てしまうわ……」としか思えなくてさすが神南ですねって逆に恐れ入った。
・曲調がゴリゴリのロックなのも神南クオリティですよねわかります。
・そのくせサビからがくそかっこよくて、とくにジンナンズのソロリレーに「かっこええええええ!!」ってファンの子たち並みに叫びました。小声で。
・でも芹沢のイメージで聴いていると最後ぜったい吹き出す。おまえただの東金やないか!
・「神さえ裏切れる」なんていうおもしろゲフゴフン、かっこよい歌詞を歌っちゃうところとかも含め、なんかもうさすが神南兄さんッス!勉強させてもらうッス!ってなるよ……管弦楽部の後輩たちの気分だよ……
・そして最初から聞き直してみるとなんか全体的にかっこよく思えてくる不思議。しかしイントロはやはり笑うぞあれ。
・ていうかソロパートあるとか至誠館にはそんなサービスなかったよ! なんで?!
・校風の問題ですか! 個々の主張が激しい神南にはソロがあって、調和したハーモニーが強みの至誠館にはハモりがあるとかそういうことか! 確かに素晴らしい御采配だったと思いまするびーぱーてぃーさん!!!
・そうなると主張が激しいどころの騒ぎじゃない天音のエンディングはどうなることやら……おかあさんとっても心配です……



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テーマ「人外ファンタジー」
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