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 わたしが一番好きな映画がかの悪名高いキャシャーンであることからもわかるように、わたしにとって『好きな作品』と『おもしろい作品』はほぼ切り離されていて、がつんPAは『おもしろくないけど好きな映画』という、キャシャーンと全くおなじカテゴリに入る作品なんです。

 途中まではものすごく客観的に(ぶっちゃけしらーっと)観れていたのに、ラストのけいちゃんがかとうにお礼を言うあたりから、突然涙があふれだして止まらなくなりました。ほんとに自分でもなんでこんなに泣いてんだってくらいの号泣。公開当時以来観てなかったから、さらにつらさが倍増したのか……そういえば初見のときも泣きながら映画館から帰った記憶があります。
 くろのくんのばかやろうみなさんおしあわせにってなんだよふざけんなよかっこつけてんじゃねえよってずっと思って、最後の最後、かとうがけいちゃんを思い出したときに、あいつ絶対助け出してぶん殴ってやって!って心から願いました。続編はなくていいけど、くろのくんが救われる結末は待っていてほしい。映画にはないテレビ版のあのシーンの追加はほんとうに有り難かったです。

 つまりなにが言いたいかっていうと、わたしの二大好きな映画は世間的にはあんまりウケがよくないんだけどわたしにだっておもしろくないことくらいはわかってるよでもそういうことじゃないんだよおもしろくなくても好きってこのふくざつな気持ちわかんないかな!!!っていうことなのでした。
 だっておもしろくても好きかって聞かれたらそうでもない作品とかないですか? わたしはある。割としょっちゅう。



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