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森川さんがかっこよいと聞いたので吹き替え版で観たんですが、確かにニックのかっこよさは異常であった……あんなん惚れるしかないわ。
ジュディ役の彩ちゃんも、「ん?」ってなるところがなくて個人的にはとっても嵌まり役だったと思います。ただただまっすぐなキャラクターなのかなと思いきや、小賢しかったりずるいところもあって、そういうの含めてイイ女もといイイうさぎでしたよジュディは……。
最後の二人のやりとりとかも意味深で非常にたのしかったです。「俺のこと好きなんだろ?」「んー。そうね!」みたいな。友情とも恋愛とも取れそうな、おまえら好きに解釈しろよ!と言わんばかりのぶん投げ具合。こりゃ探したら二次創作出てきそうだなー、とかにやにやしました。もちろん、ただの友情のままでも素敵な関係だと思うけれども。

あと、少し真面目な感想を言うと、ジュディがものすごく序盤に「キツネがみんないじわるな訳じゃない。うさぎにだっていじわるなひとはいるでしょう?」みたいなセリフを言っていたんですが、それはわたしも常々思っていることだったので、そういう考えを持っているひと(シナリオとか制作のひとたち)がいたことがうれしかったです。
ひとは結構なんでも類型化して、このカテゴリーのひとはこう、こっちのタイプはこう、って決めたがるけれど、それはあくまでイメージであったり統計的にだったりで、そういうのは本来個人を決めつけられるほど絶対的なものじゃない。先入観や偏見はどうやったって消せるもんではないけども、だからってよく知りもしない相手をよく知りもしないまま傷つけていい免罪符にはならない。
映画のレビューとかにもありましたが、確かに大人も考えさせられるテーマだったと思います。そのくせ友情・努力・勝利みたいなジャンプ的要素もあって、さすがでずにー……と戦くしかない。

そして最後に何よりも言いたいのは、すべてをかっさらうナマケモノのフラッシュさんの光りっぷりな。
彼を見るためだけにもう一回観てもいいとすら思えるレベル。彼とふつうに付き合えるニックはやっぱりとてもいいやつだと思います。



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