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ちょっと遅くなりましたが……
にのさんの新春ドラマ出演が決まりましたああああああ！！！
しかもアガサ・クリスティーの『オリエント急行殺人事件』です。三谷ドラマです。主役じゃなくて脇役です。屈折した役柄です。すばらしい！
ほかの役者さんたちがみんな重厚で、こんな素敵なドラマににのさんが参加してくれるということがほんとうにうれしくて堪りません。しかもにのさんとちょっと傾向が似てるから共演することはないだろうと思っていた池松くんもいるということで、わたしいまＭＡＸ＠あばさん。お正月から幸せになれそうです。
さて、恥ずかしながら原作未読だったので、早速購入して昨日読んでみました。（※以下、フワッとしたネタバレあり）
読了直後の感想としては「これを新春にやる…だと……？」だったんですが、解決の仕方に関してはアレンジ入れるのかなあ。さすがに年明けから犯罪肯定（というか黙認）するのはアレな気がするんだけども。
あと、にのさん演じる被害者の秘書がわたしにはそんなに屈折したひとだと思えなかったというか、むしろめっちゃ好青年なように感じたんですが、三谷さん的には映画版をイメージしてキャスティングしたんでしょうか。だとしたら映画見なきゃ。そしてヘクター・マックィーンだから幕内平太ってその名付け方が三谷さんすぎて笑った。ヒルデガルデ＝昼出川とか。安易か！
犯人に関しては、ミステリ慣れしてないせいか割と序盤から根拠もなくそうなんだろうなあと思ってました。ミステリ好きなひとだと結構騙されるようです。ただ、普段から推理しないでミステリを読むわたしでも途中経過ではブークさんと一緒に「もうなんだよこの事件！無理ゲーだよ！」と叫びたくなりました。あと何回かポアロさん殴りたくなった。
ラストとかは、外国のミステリってみんなああなんですかね……ラストに犯人が心情を滔々と語る日本式ミステリ（というか火サス）に慣れきっていたので、あっそこで終わるの？えっ？とちょっと尻切れトンボ感。ヘクターがソニアを崇拝してた理由とか知りたかったよわたしは。三谷さんも、そういうのがあって第二夜は犯人側から〜ってことにしたのかなと思いました。