※※第325話:Make Love(&Sex aid).43
「このはだけかた…っ、いいです…っ!色っぽいですよぉ…っ!」
彼は脱ごうとしてボタンを外してあったため、はだけ具合が絶妙でナナはえらく昂った。
「ふーん……」
どんな夢を見ていたのか大方見当がついた薔はさりげなく、彼女が昂っている隙に玩具の振動を上げる。
「横になってくださ…っ、」
「わかった…」
ナナはさらなる要求を出し、頷いた彼はベッドへ横になる。
髪がさらりと肌を滑り、さっそく少し乱れていた。
「こんな感じでいいのか?」
そしてナナは、自分がとんでもなく迂闊だったことを思い知る。
夢の中の彼もじゅうぶんにエロいのだけど、現実に味わうとなると迫り来る色気の破壊力は比べものにならない。
「どうした?早く来いよ……」
明らかに薔は意図的に、誘惑していた。
乳首も見えそうでまだ見えない程度に止めているのが作為的とは思えないほど自然にエロすぎた。
「は…っ、鼻血出ますってぇ…っ!」
「出たら吸えばいいだろ?おまえの大好きな乳首に咬みついて、」
「きゃああ…っ!」
彼は確認のためにかたほうの胸をちらりと見せたため、ナナは喜びの悲鳴を上げた。
喜びのあまり、ローターもくんくんと吸い寄せっぱなしだった。
「なあ、あんま待たせんなよ……」
片手を伸ばした薔は頬にゆびを滑り落とす。
「あ…っ、……はい…っ、」
引き寄せられ、ナナは彼の上になった。
玩具が抜けたりはしないようにと、彼は支えてくれている、ことに彼女は気づいていない。
「ではっ……失礼します…っ、」
上になった体勢にも興奮して腰をくねらせたナナは、トップを掴んでますますはだけさせ、胸元を露にすると焦らすこともなく乳首に吸いついた。
「……っ、ん……」
微かにふるえた薔は彼女の髪にゆびを絡める。
チュッ…チュプチュプッ…クチュッ…
「ん…っ、ん…ンっ、は…っ、」
ナナは何度も吸いついたり、吸いながら舐め回したりした。
幸せの蜜がとろとろと、溢れだしている。
トップは両の肩を、なめらかに滑っていった。
…ッ…ジュウウッッ……
硬くなってきたので興奮の坩堝で、ナナはもうかたほうに強く吸いつく。
放された乳首からは唾液が細く糸を引き、途切れて胸を濡らした。
「…――――――あ…っ、」
堪らずに薔は声を上げて、とっさに枕を掴む。
仕草にも欲情したナナは執拗に乳首をしゃぶり、ローターの摩擦でGスポットを責められていた。
玩具のおかげでより大胆に、乳首を堪能できていた。
[ 258/536 ][前へ] [次へ]
[ページを選ぶ]
[章一覧に戻る]
[しおりを挟む]
[応援する]
戻る