※※第323話:Make Love(&Make Love!).23







 パンパンパンッ――――…!

 激しくぶつかる音も、彼は咎めない、注意もしない。
 ガクガクと脚をふるわすナナは、同時にバシャバシャと水面を掻き乱している。

 性器が体液を掻き出し、誘い出すから、たらたらとした猥りがわしさが結合部から次々と垂れた。

 何もかもが気持ちよくて、ナナは全部彼に奪われ責められる。


 ヌプッ…グチュグチュッ…

 ヴァギナを突く薔は肌を撫でていった手で、クリトリスをそっと弄り始める。

 「……っ!?っっう…っ、」
 ナナはクリトリスも気持ちがよすぎて、前のめりに倒れそうになる。
 するとぐっと割れ目を掴まれ、抱きしめられた。


 「一緒に弄られんの好きだろ?おまえ……」
 掴んだままクリトリスをまさぐり、薔は耳もとにくちびるを寄せて吹き掛けた。

 「俺も好きなんだよ、気持ちよくなってるおまえに何度も出し入れすんのが……」

 くちびるが不意に触れた耳はたちまち狂熱を帯びて、快くなる。

 「っっ…っ!」
 堪らずにナナが絶頂を得ると、彼は口内にゆびを入れたまま強引に顔を持ち上げた。
 不意討ちを食らい、歯がゆびに食い込みそうになった彼女は危うさにドキドキする。


 「残念……血は流れなかったな?」
 薔はわざとゆびを咬ませようとしたみたいで、面白そうに笑うとピストンを加速させた。

 「いつも嫌がるくせに、危なっかしくて興奮したろ?」
 奥まで嵌めている彼は何でもお見通しで、痛いところを突く。
 危なっかしいのも彼女は好きなことを、とうに知っているから。

 「ン…――――――――…っ!」
 ナナは絶頂を掴み、しゃぶっていたゆびがゆっくりと抜かれてゆく。
 唾液がとろりと垂れたくちびるは凄艶に濡れて、彼のためだけに喘ぎ声を響かせてしまいたかった。
 「は……」
 息を乱した薔はますます激しく、最奥を突き上げる。
 ゆびには微かな歯形が残り、激しさのなか消えていった。
 肌につけられるキスの痕は、増える一方なのに。


 「っぁふっっ…っっ…っ!」
 戦慄いたナナは絶頂を得る。

 「……っ!」
 ほぼ同時に薔も射精をして、彼女の体内を充たしていった。
 子宮が、愛おしい鼓動を貪る、ばら蒔かれた精の罪深さは計り知れない。

 ヴァンパイアであるナナが、孕んでしまうかもしれないほどの勢いを増してゆく。
 彼は挿れられる毎に、とても猛々しい。




 ズルッッ――――――…

 「っっ…っ!?」
 迸りを放つと薔はスムーズに抜き、彼女の躰の向きを変えさせた。
 膣からはさっそく、白濁が溢れだしてくる。

 「ん…っ、……ん…っ、」
 彼と向き合ったナナはくちびるを奪われ、濃密に舌を絡めあった。
 裸の胸元が美しくいやらしく擦れあい、鼓動も交ざりあう。

 片手で彼女を強く抱き寄せた薔は脚を愛撫してゆき、蕩けすぎたヴァギナにいきなりゆびを入れた。

 「んん…っ!?ん…っ、」
 ふるるっと痺れ上がったナナの中から、体液が掻き出される。
 舌を甘噛みして引っ張った薔はキスを深くさせて、息の根ごと奪っていった。

 グチュグチュッ…!ヌププッッ…

 「っっ…ふう…っ、んン…っ、」
 ナナはゆびを入れられ、腰を支えられている。
 砕けてしまうのはゆびを入れられているからなのだけど、どれも快感で仕方がない。

 ふっと舌を抜いた薔はくちびるが触れあう距離で、囁いた、「あいしてるよ」と。
 聞こえたわけではなく、くちびるの動きでナナにはちゃんと伝わった。

 しがみつく彼女は背中にゆびを立てて、彼の肌を堪能している。
 離れることなく、ずっと、感じていたかった。


 夜はまだ始まったばかりなのだという感覚を、ふたりは一緒に持ちあわせていた。


















  …――I love you,I can't sleep well.

[ 240/536 ]

[前へ] [次へ]

[ページを選ぶ]

[章一覧に戻る]
[しおりを挟む]
[応援する]


戻る