※※第296話:Make Love(&Make Love!).20








 ズッッ――――――…

 「あぁ…ぁっ、」
 椅子に座った彼にまたがって、こけしちゃんは腰を落とした。
 積極的に、自分から動いて奥に当てる。
 「悠香の厭らしい姿がよく見えないのは惜しいね、眼鏡はつけさせてもらおうか…」
 醐留権は彼女を抱き寄せるとテーブルに手を伸ばし、眼鏡を手繰り寄せた。

 「んっやぁぁ…っんっ、」
 彼が動いた拍子に中で角度が変わり、こけしちゃんはつまさきまでビクビクさせる。
 「思っていた以上に、濡れているね……きれいだ、」
 眼鏡をかけると、彼女の嬌態は鮮やかに見ることができた。
 汗で湿った服をたくし上げるよう肌を撫でていった醐留権はふっと笑うと、奥を突き上げるために動いた。

 「ああぁぁっっ!」
 絶頂を得たこけしちゃんは彼にしがみつき、ヴァギナをうねらせる。
 ブラジャーのホックを外して、胸にキスを落とした醐留権は彼女のくちびるにもキスをする。
 胸の優しいのとは違って、舌を絡めて音を立てる濃厚なキスを。

 「っっんぅ…っんっっ、ん…ぅっ、」
 くちびるを奪われたこけしちゃんは胸を揉まれ、彼のほうから何度も中を突きだした。
 腰づかいは激しくなり、中で蜜がグチュグチュという音も増す。
 乳輪を擦ってゆびで挟まれたあと、乳首はこねられた。

 「んんんぅ…っ!」
 躰をふるわせたこけしちゃんは、絶頂を得る。
 ふっと、くちびるを放した醐留権は傍らに置いてあったアイマスクを手にすると、彼女に目隠しをさせた。
 おまけに電マのスイッチも入れて、愛撫していた胸に振動を与える。
 イったばかりなのに快感を変えられて、こけしちゃんは彼をきつく締めつける。

 「ようやく、当初の目的が果たせた……」
 玩具をやわらかく乳首に押し当てた醐留権は何も見えていない彼女の耳もと、囁いた。

 「悠香は本当は、自分が縛ってほしかったんじゃないのか?」











 「あぁ…ああぁぁんぅっっ!」
 宙でつまさきを伸ばしたこけしちゃんは、またまた絶頂を得る。
 「……っ!」
 ほぼ同時に避妊具のなかへ射精をした醐留権はしばらく、胸に電マを滑らせていた。
 コンドームは膨張して、ヴァギナがすごくキュンキュンしている。


 ズルッ――――――…

 やがて、玩具のスイッチを切った彼は抜いていった。








 「一度では終わりそうにないな……」
 醐留権は息を乱し、避妊具を着け替えようとした。
 ばっちり目隠しを持ち上げその様子をじぃぃっと見ていたこけしちゃんは、何か言いたげでもあった。

 「要先生ぇ…っ、」
 「何だい?」
 なので、エッチな雰囲気に任せて言ってしまった。

 「次はぁ…っ、亀甲縛りでいってもいいぃ…っ?」

 と。
 縛られたくもあり、やはり縛りたくもあるようですが、蝶々結びから亀甲縛りへ……って縛り方がレベルアップしすぎだ。






 「縛り方はBLで覚えたのか!?」
 「ううんぅ…っ、ネットで調べたぁぁ…っ、」
 「そうか、そうまでして私に、亀甲縛りがしたいのか……」
 BLで覚えたならまだしもネットで検索したのだと知った醐留権先生はとりあえず、亀甲縛りはされてあげずに急いで新しいコンドームを装着させた。
 こけしちゃんは意外にも怪力の持ち主なので、亀甲縛りなどされてしまったら洒落にならない気がした。

 かくして、いかがわしい生徒と先生も盛り上がっております。

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