※※第201話:Make Love(&Obscenity).118
寝室へと辿り着く間にも、じゃれあうようなキスを何度も交わしてきた。
すでにパンツがびしょ濡れのナナは、こっそり、下拵えはばっちりといった様子なのだ。
そっと乗せられ横たえられたベッドが、僅かに軋んで、
「今日はちょっと刺激的なご褒美にするぞ?ナナ…」
同じくベッドへ乗った薔は彼女の上、ナイトテーブルへと手を伸ばした。
同時に、寝室には薄明かりが灯された。
「え…っ?あの…っ、」
あたまは彼の枕に乗っけられていることもあり、ドキドキと胸を高鳴らせるナナはますます下着を淫らにさせてゆく。
もじもじと彼女が視線を送るなか、薔は何だか可愛らしい小瓶を取り出してきた。
ナナはなにげに小瓶には興味津々となる。
「ここ…見てもいいか?」
そのまま彼は乱れたスカートのうえから、早くもびっしょりとなっていた秘部を撫でてきた。
「あっあ……あっ、ダメ…ですっ、」
とは言ってみても気持ちよさは止まらず、ナナは甘えた声を上げる。
「ほんとにダメならそんな声は出ねぇはずだろ?」
薔はソコを愛撫するちからで徐々にスカートを捲り上げてゆく。
「は…っあ、……ダメ…っ、恥ずかし…っ、」
エロティックな染みを作ったパンツを露にされ、ナナの声は期待に上擦る。
「こんなにも濡れてるから恥ずかしいんだな…」
くすっと笑った薔は手を止めることなく、彼女のパンツを脱がしてゆく。
「ん…っあ、や…ですっ、」
本当は彼の好きなようにされたいナナの見せる抵抗など、欲情を煽るだけだ。
「もっと恥ずかしくなって…濡れたくねぇのか?」
意地悪く確かめるとついに、薔は彼女のパンツをベッドの下へと散らせてしまって、
「えっと…っ、それは…っ、」
ナナは困ったような表情で、火照る。
「濡れてえみてぇだな…」
確かめなくともわかりきっていたことだが、わざと確かめた薔はいったん躰を起こした。
「脚…もう少し開けよ、」
そして彼は小瓶の中からとろりとした無色透明の液体を垂らし、ゆびに取った。
「ん…っ、あ…っ、」
あの液体で何をされてしまうのか、思いを馳せることにも興奮するナナは素直に脚を開くしかなくなる。
「おまえはいつも厭らしくて、感度も最高だけどな、」
とろりとした液体を、いったんゆびさきで広げると、
「たまにはこういうのも悪くねぇだろ?」
濡れてふるえる彼女の秘部へと、薔は愛撫と共に塗りたくった。
「あ…っ!?」
ナナはビクンッと躰を反らす。
ソコはじんじんと熱くなって、ちょっとスースーするのもまた快感となる。
「あ…っあっあ、あ…っん、」
彼に撫でられて、すごく気持ちがよくなってゆく。
即効性によっても淫欲がかき立てられ、今すぐにでも彼のモノが欲しくなっていた。
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