※※第226話:Make Love(&Privily).133







 チュッ…チュプッ…

 やがて乳首は口でも、愛撫されだした。

 「ん…っっ!」
 ナナはやっぱり、イけてしまう。
 「気持ちいい?」
 吐息のように確かめた薔は、彼女からも見えるからこそ色っぽく乳首を舐め上げながら、

 …ッ…グチュッ――――…

 たどり着いたパンツ越しに、秘部へと触れてきた。

 「こっちもぐっしょりになってる…」










 「……っっぁっ!?」
 ナナは躰を反らし、机のうえに置かれていた教材をバタンと倒してしまった。
 「まさかここまで濡らしてるとは思わなかった、」
 薔はわざと愛液の音が聞こえるように、ゆびを動かす。

 グチュッ…ヌチュッ――…

 「どうすんだ?これじゃエロい音はどうやったって抑えらんねぇぞ?」
 彼は乳首を吐息でなぞり上げて、危機感を助長する。
 そうされると彼女がより一層、感じて濡らしてしまうことを知っているからだ。

 パンツのうえから、膨れたクリトリスを撫でられじれったくもある快感が迫りくる。

 「んん…っ、んっ…っっ、」
 ナナはふるえる片手で口元を押さえながら、彼の肩へと顔をうずめた。
 「おまえの反応が可愛すぎるから、指…入れてやる、」
 耳へとキスをして、パンツをずらした薔は入り口を拡げゆっくりとゆびを入れてきた。

 …ッ…ツププッ――――…








 「…――――――っっっ…っ!」
 ナナはいきなり中のざらついた部分を擦られ、達してしまう。
 「イキ声上げなくて良かったな?おまえがイった時、廊下を誰かが通り過ぎてったぞ?」
 達していた彼女はまったく気づいていなかったが、何とも意地悪く教えてあげた薔は抜き差しを始めた。

 グチュッ、グチュッ…グチュッ…

 「……っっんんうっ、ぁ…あっ、ん…っ、」
 蜜が掻き出されて垂れて床を濡らし、ナナは声を我慢することができなくなりそうになる。

 「ナナ?」
 中を乱すゆびを増やしながら、ふと彼女を見つめた薔はくちびるの前で人差し指を立てて、微笑んだ。

 「しーっ……だろ?」









 「……っっんっっ!?」
 彼の仕草にもやられて、ナナは達してしまう。
 噴いた潮が飛んで、棚まで湿らせ艶めかせていた。
 甘い目眩を覚える躰は、どのくらいの時間が経過したのか完全に麻痺していた。

 「あんなとこまでびしょびしょにしちまったな?」
 彼女のあたまをよしよしして、どれだけの潮吹きをしたのか視線を導いて思い知らせた薔は、ゆびを抜いてゆく。

 「……っっ、んう…っ、」
 ナナは思わず、教材が倒れた机のうえへと肘を突き、

 「とろとろになってて、舐めたくなってきた……」

 妖美な笑みを落とした薔はその倒れた教材の位置を素早く整え枕代わりにさせ、彼女のパンツを脱がしていった。

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