※※第224話:Make Love(&Internal).131







 「あ…っんっ、」
 彼の人差し指の動きに合わせて、裏地と擦れあうのもまた気持ちよかった。

 「脚閉じんなって……」
 気持ちよさに思わずきゅっと閉じてしまった脚は、すぐさま強引にかたほうを開かれる。


 「あ…っ、あ…っやっ、だ…めっ、」
 すでにびしょ濡れとなっているナナは、恥ずかしそうに彼の腕へと手を伸ばし、

 「こら、」

 その手を掴んで戻させた薔は、彼女のトップスを脱がし始めた。

 「ダメなら素直に見せろよ…」









 脱がされかけたトップスは、上げられた腕の肘より上辺りで留まり感じるナナの両手の自由を奪った。

 「ん…っ、あ…っ、」
 身を捩れば、襟元に乱れゆく髪が絡まる。

 「明るいから、よく見えんな?」
 首もとへ、一瞬の甘い棘のようなキスで痕を残して、

 「ダメなのは恥ずかしい証拠だろ?」

 抱いて背中を撫でた片手で薔はブラジャーのホックを外す。

 「それにおまえは恥ずかしさに、ずっと興奮してる……」








 彼の言う通りだ、的を射られたナナはより一層恥ずかしくなって、感じて興奮してしまう。

 「あ…っあっあ、見えちゃ…っ、」
 ブラジャーが持ち上げられる瞬間にも、明かりの下で彼女は恥じらい、

 「そうだな、見えちまったな?」

 お構いなしに双丘を露にさせると、薔は彼女からもよく見えるように何度も両手で揉み上げた。

 「きれいな色してるよな…」







 「ん…っあっ、は…っあっんっ、あ…っ、」
 乳腺を刺激され、ナナはビクビクと躰をふるわせた。
 早く、早く乳首を弄られたくて、堪らなくなる。

 「まあ、俺がここを舐めると、否応なしに影ができちまうんだけどな…」
 乳首への愛撫を仄めかし、薔はやわらかな丘へと舌を這わせた。
 「あ…っあっ、薔ぅ…っ、ん…っ、」
 乳首に刺激を与えてほしいナナは、甘ったるい声で彼の名を呼んだ。

 「ん?」
 視線を上げて、彼女と合わせた薔は乳輪に触れた舌を乳首からは遠ざけていってしまい、

 「どうした?おねだりするか?」

 白くなめらかな肌をそっと吸って、悪戯っぽくこんなことを言ってきた。

 「可愛いおねだりは何度でもしていいが……今日は一つだけ聞き入れてやる、」







 「んええ…っ!?」
 ナナは乳首への愛撫を求めたかったが、躊躇った。
 「今だって物欲しそうな顔してんだろ?試しにおねだりしてみたらどうだ?」
 脇の辺りへ舌を這わせてゆき、彼はおねだりを促す。

 「あ…っあんっ、あ…っは、」
 躰をふるわせるナナは感じてしまいながら、正直に振り絞った。

 「ちくびっ……弄って…っ、ほし…っ、……っっん、」

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