※※第217話:Make Love(&Seek).126







 グチッ、グチッ…グチュッ――…

 「は…っ、……あ…っ、」
 ゆっくりとくちびるを放していった薔は、撹拌させるみたいに動きながら息を上げ、微かに甘やかな声も上げると躰をふるわせた。

 「あ…っあっあっ、あ…っ、」
 ナナは一緒に感じている彼の姿が愛おしすぎて、しがみついていた両手を這わせると髪を撫でてみた。
 見下ろして腰を振る薔は、ふっと笑って見せる。


 「こいつも外そうか…」
 彼は彼女につけた首輪も、外してしまうと、

 「もっと俺に……酔って淫れていいぞ?」

 首輪で隠されていた肌に、キスの証を残して囁いた。






 「あ…っっ、あ…っ、」
 囁きにも誘発されて、ナナは悩ましげに躰を反らす。
 ソファは軋みつづける。

 「は…っ、……はぁ…っ、」
 止まらないふたりの吐息は、濡れたように交わりリビングを昇っていった。















 ――――――――…

 (今日はぁ、いいことしたなぁぁ。)
 チョコレートで粋な計らいをしたこけしちゃんは、ニコニコとノートに視線を落としていた。
 ナナに貸す予定の新作の、誤字脱字チェックに入っている段階だ。

 「あぁぁ、我ながら素晴らしいぃぃ……」
 自分の妄想の世界に浸るこけしちゃんは、たいそううっとりと自画自賛をしている。


 “そりゃ良かったな。”
 呆れ気味のゲイちゃんはこけしちゃんのベッドを優雅に陣取っていた。

 そんななか、こけしちゃんのもとへLINEのメッセージ通知がきた。



 ノートのチェックの途中だったが、こけしちゃんがニコニコとメッセージを確認してみると、相手はゾーラ先生からで、

 “桜葉、来週の日曜日は空けておいてくれ。久しぶりにデートをしよう!”

 とかいう嬉しいお誘いが舞い込んできました。
 粋な計らいへのご褒美も、たまにはなくてはいけませんので。





 「やったぁぁっ。」
 久しぶりのデートのお誘いに、にっこにこのこけしちゃんはぴょぉんと飛び跳ねた。
 早くも何を着ていこうかなぁぁとか考え始めちゃう、乙女心です。
 ゲイちゃんはすでに、熟睡タイムへと突入していた。






 ……日曜日はこけしちゃんとゾーラ先生のラブラブデートの模様も、お伝えできそうです。














  …――Love is full of the world!

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