※※第217話:Make Love(&Seek).126
ヌグッ…ヌチュッ――…
「んっん…っ、んん…っ、」
ディープキスを交わしながら、パンツのうえから秘部を撫でられた。
どれほど濡れていたのかが、彼によくわかってしまう。
酔っているのは果たしてアルコールのせいだけなのか、悩ましいくらいにくらくらとナナは目眩を覚えた。
舌を吸われてぞくぞくして、愛液を纏ったソコをパンツ一枚隔てていやらしく撫でられ、頭の中は真っ白状態になる。
ただ、気持ちがよくて、それでも何だかじれったくて堪らなくなっていた。
「んん…っぁっん、んう…っ、」
淫らなリップ音を響かせ、秘部を撫でられていると腰はビクビクと動いてしまい、
…ッ…グチュッ…
感じているところへ持ってきて、パンツの中へと滑り込んだ手は直にラビアを愛撫し始めた。
「んんう…っっんっ!」
躰を跳ねさせたナナは、それだけで軽くイけてしまった。
ゆっくりと舌を吸ってから、くちびる全体にも吸いつくようなキスをして、放した薔は妖しく笑いながらゆびを動かす。
「腰は自然と動いちまうのか?」
愛液をゆびに絡めてクリトリスを撫でながら、彼は彼女の素直な言葉を誘発する。
「ん…っ、動いちゃ…っ、あ…っんっ、」
ナナは火照った表情で、甘い声を上げる。
「ぐっしょりになったここを撫でられて…気持ちいいから?」
耳にキスをして、薔は吹き掛け、
「あ…っあっんっ、そ…っなのっ、気持ちい…のっ、」
膨れて開いたクリトリスも、どこもかしこも素直に彼の愛撫を欲しがっていた。
薔は執拗に丁寧にクリトリスを弾いたり撫でたりして、さらなる蜜を誘い出してから入り口も一緒になって刺激し始める。
「んあ…っあっ、あ…っあっんんっ、」
嬌声を上げるナナは不意に、やさしくキスをされてますます昂ってしまった。
「んん…あっ、あっん…っ、」
放され熱くなったくちびるからはまた高く嬌声を響かせて、卑猥な動きを見せてしまう腰も、恥ずかしすぎてどうにかしたくても自分ではどうすることもできない。
ナナは泣きそうになって喘ぎながら、先ほどより強くイけてしまいそうになる。
「あー…ったく……おまえって何でそんなに可愛すぎんだよ、」
ところが、どこか苦しげに言葉にした薔は、イく手前でゆびを放していってしまった。
「は…っん、んん…っ、」
イかせてほしくて求めそうになったくちびるは、また奪われて舌を絡められる。
寸止めの直後に与えられた濃厚なキスで、全身は焦れて高揚した。
ゆびを離された後も、腰はしばらくビクンビクンと動いてしまっていた。
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