※※第211話:Make Love(&Sex aid).18








 「愛羅さん、ごめんね?こんな格好で訪ねてきちゃって……」
 特に自害することもなく再び公道を走って来られたそもそもヴァンパイアの羚亜は、恥ずかしそうに彼女へと謝った。
 玄関のドアを開けたとたんにセーラー服姿の彼氏が立っていて、愛羅の興奮はいきなり最高潮に達した模様だ。

 「べっぴんさんすぎるよ〜、羚亜くん!部屋でスカート捲らせて!」
 「愛羅さんが一番のべっぴんさんだってば!ここで捲らないでよ!」
 襲う気満々で快く、愛羅は羚亜を招き入れる。
 玄関先でさっそくスカートを捲られそうになり、パンツは女の子仕様とかではなかったが彼女の部屋へと連れて行かれる途中羚亜は必死になって抵抗していた。

 「生脚きれ〜い!すべすべ!」
 「愛羅さんだって生脚すべすべじゃん!」
 エロおやじと化している彼女を、追いかけるようにして彼氏が褒め称えバカップルはイチャつき全開となる。
 部屋に辿り着けばすぐに脚を撫でられ、羚亜は身の危険を感じながらも逃げることができない。

 「よし、まずは写真撮ろう!羚亜くん、エッチなポーズとってみてよ、パンツちら見せとかさ!」
 息を荒げる愛羅は、引き出しにしまってあったデジカメを引っ張り出してきて、レンズを彼へと向けながらさらに息を荒げた。
 「も…っ、もうけっこう……見えてるんだけど、これじゃダメなの?」
 すでにセーラー服を乱されている羚亜は、観念して確認する。
 ここで、羚亜のセーラー服姿については入手ルートが確保された。


 「なんか足りないと思ったらブラジャーだね、あたしの貸してあげるからハンカチとか詰めておっぱい作ろう!」
 「えぇぇぇええ!?」
 やる気に満ちた愛羅は何枚か撮影してからいそいそとタンスへと向かい、タオルハンカチ数枚とブラジャーとついでにセットのパンツを彼へと手渡した。
 白いレースにあしらわれたピンクのリボンが可愛らしく、ブラジャーとパンツを手渡された羚亜は唖然。

 「俺のだと……収まりきらないと思うんだけど……」
 「そこがいいんじゃん!ほら、脱いで!」
 「うわぁ…っ!」
 何とも素敵なオプションをつけてくれるようで、昂る愛羅は強引に男の子のパンツを脱がしていった。

 「女の子のカッコしてるくせに、立派なモノつけちゃって!」
 「ちょっと…っ、突つかないで…っ、……あ…っ、」
 白いレディースショーツを穿かせる前に、愛羅はつんつんと羚亜のをゆびで弄ってみた。
 刺激をされる彼のモノはどんどん硬くなる。

 おまけに先走って濡れ始めて、艶を帯びる様に愛羅は刺激されてゆく。

 「穿けるかな?これ……」
 彼女は火照った顔で、自分のパンツを彼へと穿かせていきながら、

 チュッ――――…

 不意討ちで先端にキスまでしてくる。


 「あ…っもっ、愛羅さ…っ、」
 ぶるりとふるえた羚亜は、甘ったるい声を上げて、

 「これも撮っちゃお…」

 見上げるようにして愛羅はまた何枚か彼の姿をカメラに収めた。

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