※※第２０５話:Make Love(&Beloved).120

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　「ん…っん、んむ…っ、」
　真依はなるべく深く咥え込もうと張り切るのだけど、どうしても噎せそうになってなかなか勇気が出せないでいる。

　「やばい、気持ちい……」
　彼女の懸命さをちゃんと理解しているのだろうか、息を乱した屡薇は真依のあたまを撫でた。
　今のままでじゅうぶんだよと、彼は伝えようとしてくれているのだろうか？


　とは言っても、半ばムキになってしまうのは真依の性分か、

　「んく…っっ、」

　再び深くまで咥えようと試みる。



　そのとき、

　「真依さ…っ、俺もう出る…っ、」

　前回の素股から堪えつづけてきた反動か、屡薇は彼女のあたまを後ろから押さえつけるようにして口内へと放ったのだ。

　「……っ！」






　「んうう…っぐっ、」
　今しがたの台詞は素直な気持ちによるものだったのだろう、勢いよく出されてしまった真依は一瞬喉に当たったようで思い切り噎せそうになった。
　放たれたソレで、体内が熱くなる。

　「っ…はっっ、げほ…っ、」
　何とか嚥下はできたものの、口を離すと真依は噎せてしまった。
　「あ……ごめん、顔にかけるとまずいと思ったからつい押さえつけちゃった……」
　ばつが悪そうに謝りながらも、屡薇はばっちりコンドームの袋を取り出す。
　真依は彼を見上げ、じっとりとした視線を送りながらも期待に疼いてはいる。


　「真依さん…煽ってんの？」
　「ちがうわ…っ！」
　屡薇は彼女にじっとりとした視線を送られたことにも興奮してしまったようで、いそいそと避妊具を装着してゆく。
　真依はさりげなくもなく、その様を見ちゃってはいる。


　「今日はスムーズにいけたかも…」
　しっかり被せてしまうと、屡薇は彼女の腕を引っ張って立たせ、両手をテーブルの上へと突かせた。

　「挿れるから力抜いてて？」






　髪を撫でて耳もとで囁かれ、真依の中は否応なしに反応してしまう。
　テーブルのうえで“俺のマカ一本”は、出番がないままずっとそこで息を潜めていた。


　ズプッ――――…

　「あ…っ、あっあ、」

　後ろから挿入されながら、真依は背中でトップスを捲り上げられブラジャーのホックを外される。
　前でもトップスは捲り上げられブラジャーは持ち上げられ、乳房が零れでる。


　「あー…よく我慢したよ、俺…」
　根元まで嵌めてしまってから、自分を称賛した屡薇はさっそく動き始めた。

　「やっぱ真依さんの中って……すっげえ気持ちいいね、」

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