※※第１６５話:Make Love(&Shame).93

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　グチュッ…グチュッ…

　「ああぁっあ、あ…っん、」

　すぐさまゆびは、淫靡な音を聞かせ始める。


　「何度も出たり入ったりしてんな？俺の指…」
　耳にキスをするみたいに囁き、薔はゆびを抜き差しして、

　「動かしながら増やしてみよっか、」

　不意に、1本を増やす。


　「あああぁぁっっん！」
　ナナはイけてしまい、

　「クリもいっぱい弾いてやる…」

　彼女が激しくふるえている間にも、彼は中と外を同時に攻める。




　「あ…っ、あんっ、は…っ、あぁんっ…」
　喘ぎ淫れた自分の姿は、鏡に映し出されてしまうから羞恥心を揺さぶられ、それがまたえもいわれぬ快感となり、

　「欲しがるみてぇに吸いついてくんのが、堪んねぇよ…」

　ゆびはさらに増やされた。




　「あ…っ、あっ、ああ…っ、」
　ナナは思わず、躰を反らすと、

　「あうっっ！」

　達する。


　「また脚までビショビショになっちまったな？」
　入れたゆびを、中でバラバラに動かしながら、

　「全身濡れてるけどな…ここだけやけに光ってる、」

　薔は笑って吐息を吹き掛けてきた。


　「あ、あ…っ、」
　それもナナにとっては容赦なく愛撫となり、

　「あっ…あああぁぁっっ！」

　ビクッ…！ビクンッ…！

　達してしまった。





　「は…っ、あ…っ、」
　喘ぎすぎて唾液が、糸を引いて垂れる。


　すると、

　「倒れんなよ？」

　プチュッ…

　「……はぅんっ、」

　ゆびが素早く抜かれていったのだ。




　ピュッ…ピューッ…

　潮が吹いて、目眩すら覚えたナナがほんとうに倒れてしまうより早く、

　ぎゅっ…

　「…悪りぃな、俺ももう我慢できねえ、」

　腰を持って支えた薔は、後ろから一気に挿入してきた。

　ズプンッ――――…！

　「あああああぁぁっっん！」

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