※※第188話:Make Love(&Make Love!).10








 カップルごとに部屋を確保できた羚亜と愛羅は、まず、露天の混浴風呂でイチャイチャしていた。
 コンドームはどうやら彼女が用意してきたようだが、お風呂での目的はあくまでもイチャつくことである。


 「よーし!羚亜くんのおっぱいも揉んでやる!」
 「ちょ…っ、愛羅さんっ、俺のは…おっぱいじゃないし…っ、」
 「問答無用!」
 洗いっこの最中、愛羅はここでもエロおやじ全開か、後ろから両手で羚亜の胸を揉み始めた。
 濡れた髪から雫を滴らせ、羚亜は悩ましげに躰を捩っちゃったり。

 「乳首ちっちゃくて可愛いね…」
 「そりゃ、男だからね…っ、」
 愛羅は泡と一緒に胸を揉み揉みしながら人差し指で乳首も擦り、真っ赤になった羚亜は逃げようと必死。

 「でもこっちはおっきい!」
 「そりゃ、男だからね!」
 下に手を伸ばされた隙に、羚亜は彼女から逃げ出した。


 「待ってよ、触らせてよ〜!」
 「愛羅さん、ちょっと、落ち着こうよ…!」
 ようやくふたりっきりになれた愛羅の興奮は止まらない模様で、まるで子羊の羚亜と戯れるように露天風呂を満喫していた。














 「ん……っ、」
 こけしちゃんと醐留権は、キスに夢中となっていた。
 そっと絡め取られる舌で、舌を追いかけ、今度は少し深くで絡め合う。
 時折、その舌をやさしく吸われれば、こけしちゃんの躰はますます火照る。
 ゆっくりと髪を撫でられているのも、心の底から気持ちいいと思えている。

 「……はぁ…ぁっ、」
 いったん、吐息を絡めながらくちびるを離していって、ふたりは見つめあうと、

 「明かりを消すから…そこへ横になろうか、」
 「うんぅぅ…っ、」

 立ち上った醐留権は部屋の照明を消し、こけしちゃんは敷かれてあった布団の上へゆっくりと横になった。


 明かりが消された後には、傍らに用意されていた和風電気スタンドの明かりが灯される。
 醐留権は曇りの取れていた眼鏡を再び掛ける。
 照らし出された部屋もまた、幻想的で、

 「ん…ぅっ……」

 躰を重ねたふたりはまた、くちびるを重ねた。


 浴衣をたくし上げるように、太股を撫でられ、こけしちゃんの素足はさらにその肌の白さを現す。
 キスで浴衣は乱れ、肩から落ちるようにして少しだけはだけ、

 むにゅっ…

 まだ露にされてはいない胸を、こけしちゃんは揉まれだした。



 「んぅ…っん、……ん…っ、」
 念願の乳房への愛撫で、彼女の躰は内側から熱を増す。
 醐留権はディープキスをつづけながら、ゆびでそっと張り出した突起を擦った。

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