※※第182話:Make Love(&Oral tradition).105








 「わお、もうこんなに濡れてたんだね、」
 言う通りにしてくれた真依の股の間を、笑いながら屡薇は見つめていた。
 ボトムスは脱がされ、下半身を纏うものはパンツだけにされてしまった真依は、恥ずかしくて仕方がない。

 「そ…っ、そういうのは、言わなくて……いい…っ、」
 恥ずかしさのあまり真依は、脚を閉じようとしたのだけど、

 「何で?俺嬉しいからちゃんと言葉にしたいよ?」

 掴んでさらに開かせると、彼は下着のうえから舌を這わせてきたのだ。






 「……っ!?あ…っ、」
 伝う舌の感触が、やわらかくて、くすぐったくてつまさきまでじんじんしている。
 「真依さんが感じてくれてる、証拠だしさ…」
 笑った屡薇の吐息はあたたかく、濡れた下着をなぞってゆく。


 「も…っ、バカぁ…っ、」
 涙を滲ませた真依はぎゅっと、自分のトップスを両手で掴んだ。

 「よくわかってるね、さすがは真依さん、」
 またしても笑って、吐息で触れてから、屡薇は彼女のパンツをゆっくりと脱がしてゆく。

 「ん…っん、ん…っ、」
 例え僅かでも抵抗でも見せられたら良いのだが、ここまでくると大人しく脱がされてゆくしか真依にはできなくなって、

 ギシッ…

 パンツも脱がせてしまった屡薇は、かがんで、ソコを見つめながら息をさらに乱した。

 「どうしよ…、ひくひくしてる……」







 どうしようはこっちの台詞だ!と、頭の隅っこで真依は描いた気がした。

 「なんかすげー可愛いかも…」
 見つめながら告げた屡薇は、ゆっくりと舌を這わせてくる。

 …ピチャッ――…



 「んっっ!?やあ…っ、」
 ますますくすぐったくされて、躰を反らしてしまった真依の乳房はゆさゆさと揺れている。

 ジュッ…チュプッ…

 膨れていたクリトリスが、舌でやさしく撫でられて、吸われる愛液が音を響かせている。

 「ん…っんんうっ、あ…っ、」
 秘部を舐め回されていると、時折、さらりと彼の髪が湿った肌を撫でた。
 深くは滑り込ませず、舌先で突つくみたいに入り口付近を刺激されている。




 真依は全身をふるわせながら、恥ずかしい場所を乱されてゆく。
 そして屡薇は、舌全体でラビアを愛撫したあとに、

 「指…入れちゃうからね?」

 中指をそっと滑り込ませてきた。

 ツプッ――…

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