※※第１７７話:Make Love(&Make Love!).9

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　キスをしながらいつの間にか、ふたりはベッドのうえに座って向きあい、抱きしめあっていた。


　「あ……あぁっ、」
　くちびるから離れた醐留権のくちびるは、首筋へと艶かしく伝い落ちる。

　躰をふるわすこけしちゃんは思わず彼のシャツを掴み、抱かれた腰を撫でられそれにも感じてしまう。




　「…今日は眼鏡を掛けたまま、最後までさせてもらうよ？」
　キスをつづけながら、醐留権は笑うとトップスの中へと片手を滑らせて、

　プツンッ…

　ブラジャーのホックを外した。


　「恥ずかしいのにぃぃ…」
　こけしちゃんはもじもじと、瞳を潤ます。
　「だから燃えるんじゃないか、」
　その頬を撫でると、外したブラを特にずらすこともなく、

　くちゅっ…ッ…

　彼は再び彼女のくちびるを奪う。


　「んぅ…ぅっん、んん…っっ、」
　夢中になって、舌を伸ばすこけしちゃんの躰は服の上からゆっくりと愛撫されていって、

　むにゅっ…

　胸が揉まれだした。



　ビクンッ…

　「うぅ…ん、ん…っうぅっン、」

　外されただけの状態となっているブラジャーも、愛撫に合わせて擦れて何だか気持ちがよくて。

　昂る、だからこそキスはますます深まる。

　疼く秘所は、素直に愛液を溢れさし、下着が濡れてゆく。





　「はぁぁ…っん、んぅ…っん、」
　ずっと胸を揉まれていると、ブラジャーは擦れながら次第に上へとずれていって、

　…ッ…クニュッ――…

　親指でさらにずらされ、両の乳首が擦られ始めた。




　「んんんぅっ…っン、はぅ…っん、」
　服は脱がされていないため、裏地と乳首が擦れる。
　直ではないことがじれったいから、直に弄ってほしくなる。


　ちゅぷっ…

　けれど、おねだりもまだできずにキスで舌を絡めていきます。





　クニッ…クニュッ…

　上下に擦られる乳首たちは、服の上からでも見てわかるくらいに、硬く起ち上がり、

　「ん……はぁ…ぁっん、」

　舌を抜きながらゆっくりと、くちびるは離されていった。



　「んっ…っあぁっ、要ぇ…っ、」
　「何だい？」
　さっそくこけしちゃんは、服の裾をちょっと捲り上げて、おねだり。

　「直接触ってぇぇ…っ？…ちくびぃ…っ、」









　恥じらいながらの“ちくびぃ”が可愛かった醐留権は、眼鏡を掛けたままだったことを非常に幸運だと思った。


　「形はもうよく、わかってるんだが、」
　そして彼はそのままトップスを、たくし上げてゆくと、

　「色は濃いピンクだったね？」

　キュッ…

　まずは両手で挟んで、摩擦を与えたのだった。



　「あぁ…っ、は…っっん、」
　こけしちゃんの甘い声は、次々と部屋の雰囲気すらも濡らしゆく。

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