※※第１７０話:Make Love(&Healing).97

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　「キュウッて締めたな、今…」
　彼女がイっている間にも、薔はヌルヌルとゆびで入り口を撫でてきた。

　「んっ…く、ぅん…っ、」
　ナナは無意識のうちに、自ら腰を卑猥に動かしてしまっている。


　ヌグッ…

　彼は臀部を持ち上げるようにして、ゆびを中へと滑り込ませると、

　「玩具で遊んでたせいで…こっちもすげえひくひくしてんだよ、」

　…ッ…チュプッ…

　アナルへも舌を這わせてきたのだ。





　「んんん…っ!?」

　びくんっ…

　咥えたまま、ナナは躰を反らす。


　「おまけに前も後ろもびしょびしょ…」
　薔は中指と薬指を抜き差しながら人差し指ではクリトリスを撫で、アナルを丁寧に舌で舐め回す。

　「んううっっ！」

　ビクンッ――――…！

　ナナはまたまた達してしまい、

　「は…っん、あっ、らめ…っ、」

　堪らず口を離してしまった。
　手はちゃっかり離しておりませんでしたが。







　「ここも気持ちいい？」
　彼は舌でツンツンと、アナルを刺激してくる。

　「んっ、ん…っ、ら…めっ、らめぇ…っ、」
　前も後ろも気持ちがよすぎて、おかしくなりそうなナナは声を一層上擦らせ、

　「……っ、おい、ばか、握んな…っ、」

　躰をふるわした薔は、ゆびを入れたまんまソコから口を離していきました。







　クンッ――――…

　「はん…っ、」

　深く入れるように、臀部が持ち上げられる。

　「どさくさに紛れて握りすぎだろ、おまえ、」
　息を乱した薔は、その状態で彼女の下から躰を抜いてゆき、

　「まぁ、大好きだから仕方ねぇか、」

　プンッッ…

　「あん…っ！」

　中で回したゆびも抜いていった。

　「挿れてやる…」







　何度も吹く潮が、ソファや彼の衣服を濡らしてゆく。


　「ほら、自分で上げろよ、もっと、」
　濡れた指を舐めながら、彼は有無を言わせぬ導きを。

　「ん…っ、んっ…」
　ゆびを抜かれる瞬間にもイけてしまったナナは、ふるえる躰で必死になって臀部を持ち上げ、

　「欲しい方を拡げて見せな？」

　薔はまだまだ、命じてくる。






　「あ…っ、あっ、こっち…っ、」

　くぱあっ…

　従うナナは、思いっきり臀部を突き上げ四つん這いになった状態で、両手でヴァギナを拡げて見せる。



　ヒクッ…ヒクンッ…

　そこは今か今かと、彼を待ちわびていた。

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