※※第131話:Make Love(&Sex aid).5







 バタン――――――…

 やがて、帰宅しちゃったよ。


 花子のお出迎えは、なし!








 ドキドキ…

 何をされるのかちゃんとわかっているナナさんは、緊張もひとしおで。



 (あ、あれだよね…、わたしこのまま、きっと…)
 とか思いながら、火照る顔を俯かせておりますと、

 「今から震えてんのか?」

 真後ろより、そっと声を掛けられた。




 「えっと、その…、」
 ドキドキも最高潮で、ナナは少し振り向こうとしたのだけど、

 「こら、じっとしてろ。」

 薔は制止し、

 クイッ――――…

 彼女の首へ、いつぞやのピンク色の首輪を巻き付けちゃったのだ。




 「え…っ?あの…、」
 ナナはますます、心臓を高鳴らせ、

 「鳴ける準備はできてるよな?」

 そのあたまを撫でた薔は、耳もと妖しく囁いた。

 「来いよ…、おまえの大好きなお仕置きの時間だ…」











 「は、はい…」
 ナナには大人しく従う以外に、道はありませんでした。
















 ――――――――…

 ギュッ…

 「は……」

 縛り上げられた両手は、ベッドへくくりつけられた。

 吐く息も、躰も熱い。




 「いい眺めだな、堪んねえ…」
 上になって見下ろす薔は、彼女の頬に触れる。

 「あ……」
 それだけでもう痺れてしまいそうで、ナナはますます呼吸をはやめた。




 ギシ…

 「縛られてんのに、興奮しちまうんだもんな、おまえは…」

 笑いながらかがみ、薔は彼女のくちびるにくちびるを寄せる。


 心地よく甘い匂い。
 欲しくて仕方ないけれど、くちびるは触れそうで触れない。



 「はぁ……」
 その代わり、というより、まるで欲情を助長するかのごとく、熱い息は触れあって、

 「待ってろ、おまえが欲しがってたアレ、持ってきてやる、」
 「え…っ?あのっ…」

 キスしてほしかったのに、焦らされてしまった。






 もじ…

 下半身は疼いてる。
 手に取るようにわかってしまうから、ひどく恥ずかしい。








 ギシッ…

 すぐに戻ってきた薔はやはり、先日のより高そうで綺麗な例のアレを手にしていて、

 「何で擦りあわせてんだ?ここ、」

 グイッ――――…

 まずはナナの脚を、開かせてしまった。



 「や…っ、そこ…っ、」
 ナナはふるえる。

 「あぁ、そうか、期待に濡らしちまってたのか、」
 開かせたまま、妖しい笑みを浮かべると、

 「脱がしてもねぇのに、もう脚までグショグショだ…」

 クチッ…

 薔はゆびで、ソコへと触れた。

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