※※第130話:Make Love(&Make Love!).5






 ベッドの下に衣服は散乱し、こけしちゃんと醐留権は甘く触れあっていた。


 「はぁ…っ、はぁ…っ、」
 こけしちゃんはすでに涙目で、何度かイっているため息を荒げている。



 「1本、入れてみるよ、」

 ツプッ…

 「んんぅ…っ、」

 とうとう、ゆびはスムーズに滑り込み、

 「もう足まで濡れていたんだね、」

 音を立てつつ、醐留権は抜き差しし始める。


 「ああぁ…っ、あっ…っ、」
 こけしちゃんはきつく、シーツを掴み、

 「キスも…、していいかい?」

 投げ掛けた醐留権は返事を待たずにくちづけてきた。

 くちゅっ…



 「ん…ぅっ、…ふっ、」
 舌が濃く、絡まる。


 ツププッ…

 ゆびはまた1本、増やされ、

 「んっ…っ!」

 ビクンッ――――…

 こけしちゃんが達すると、また1本増やされ3本が納まった。





 「はぁ……ぁっ、」

 くちびるはゆっくり離され、唾液が僅かに糸を引く。


 「吸い付いてはくるが、3本入ってもちゃんと動く、」
 「あぁ…ぁっ、ダメぇ…っ、」

 ヌチュッ…グチッ…

 愛液がかき出されるように溢れ、シーツに染みを作り。



 「もぅ…っ、イっちゃ…ぅっ、」

 ぶるんっ…

 ひどくふるえたこけしちゃんは、彼にしかとしがみつき、

 「あぁぁうっ…っ!」

 またまた達していた。




 「抜いてあげたいところだが、まだまだ離してくれそうにないね、」
 「んっ…んっっ、あぁ…っ、」

 クスリと笑って、醐留権はゆびを抜き差しし、グチュグチュという淫音は部屋に響いていった。
















 ――――――――…

 いつぞやの時より、だいぶ洗練されたラブホだった。



 (あれれっ…?)
 ナナはもしやと、そろそろ気づいておりますが、

 「おまえはどの部屋がいい?」
 「えっ?えっとですね…」

 客室パネルで、一緒にどこがいいのかを決めて、

 「行くぞ。」
 「あっ、はい…」

 フロントから特に声を掛けられることもなく、お部屋へと向かっちゃったのでした。

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