※※第161話:Make Love(&Licentious).91







 グプッ…ジュルッ…

 「う…っ、あ…っ、ダメっ…」

 ずっと扱かれていた羚亜には、限界が訪れたようだ。

 「……っっ!」





 ゴックンと、嚥下した愛羅は自身も上を脱いでから、

 「ゴムはちゃんと持ってきたよ?」

 咥えていたソコへと、避妊具を装着してゆきます。


 「愛羅さ…っ、俺っ、フェラで2回も…っ、出しちゃった…けどっ、」
 羚亜は恥じらい、

 「2回なんてどうってことないじゃん、今度はこっちにいっぱい出せばいいよ!」
 「えええ!?」

 無事に装着できてから、愛羅は下まで脱ぎ捨てる。



 そして、

 「たまには正常位でしよっ?」
 「あっ、うん、」

 ふたりは抱きあって互いの位置を入れ替えると、

 「“脚開け”って、言ってみて?」
 「ぇぇぇええ?」

 愛羅は言葉責めを要求してきた。



 「あ、脚開け…よ、」
 まったく慣れていない羚亜は、もじもじと命じ、

 「もっと言ってほしいかも…」

 愛羅は言わせた通りに脚を開く。


 「そんなこと言ったって…俺、よくわかんないし…」
 とか言いながらも、羚亜は挿入をしていって、

 「ああ…っ、すごい…気持ちいい…っ、」

 愛羅はうっとりとゆびを咥える。




 「愛羅さんの中も、気持ちいいよ…」
 羚亜は動き始め、

 「そ…っ、羚亜くっ…、そんなカンジ…っ、」
 「ますますよくわからな…っ、…あっ、」

 ぶつけ合えば、卑猥な音が声や息と共に部屋へと響く。



 乱れきった布団は、湿り気を帯びどこまでも淫れ、

 「あ…っ、もっ、愛羅さ…っ、そんなにっ…締めない…でっ、」
 「や…っ、ムリ…っ、気持ちい…っ、」

 羚亜と愛羅は、強く抱きしめあった。


 グッ…グッ…

 「は…っ、はぁっ、」

 荒い呼吸まで、合わさる。


 やがて、

 「ダメっ、イく…っ、」
 「あたし…もっ、…あんっ、」

 ふたりはほぼ同時に、絶頂を得たのだった。

 「あっっ!」
 「ああんっ!」









 放たれた精液でコンドームは膨張し、中が熱くなる。

 「抜くね?」
 「うんっ…」

 羚亜はゆっくりと抜いてゆき、

 「はいっ、新しいのねっ?」
 「あっ、うん、」

 これぞまさしく用意周到か、すぐにまた新しい避妊具を手渡されたんだとさ。

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