※※第158話:Make Love(&Make Love!).8






 ヴィッ…グチュッ…グチッ…

 「はふ…っ、ン、あ…っ、あっ、ん、」
 ローターが中で動くから、ナナの腰も動いちゃって仕方がない。
 その腰を早く支えてほしいと、ひたすら願う自分がいて。



 「玩具咥えてるここも、撮ってやろうか?」

 くいっ…

 薔はシャツをめくって、ソコすら被写体にしてしまい、

 「やらあ…っ、」

 ナナは泣き濡れ、膝を立てることに必死。



 「嫌は無えっつったよな?」
 それでも容赦なくカメラを向けられ、振動は上げられて、

 「ほら、こっち向けよ…」
 「ん…っ、んっ、あ…っ、」

 恥ずかしいのに、官能を刺激される彼女は淫れてゆくばかり。

 「あああぁぁっっん!」








 飛び散り垂れる愛液はだいぶ、彼の衣服を濡らしている、けれど止めようがない。

 「は…っ、あっ、あっん、ん…っ、」
 くちびるを濡らし、喘ぐナナは今にもガクンと倒れてしまいそうで。


 ふと、

 「ナナ、」

 携帯を傍らへと置き、薔は両手で包み込むように頬へと触れてきたのだ。

 「こうしておまえに触れていいのは、この指だけだ……そうだろ?」








 「……っふ、ん…っ、」

 こくんっ…

 かろうじて、頷けた。
 だってその通りなんだもの。


 「じゃあ…おまえは誰のものだ?」
 両手でやさしく涙を拭い、彼は静かに問いかけを続けて、

 「あ…っ、はっ、」

 ふるえるくちびるを開いたナナは、想いの限りに応えました。

 「薔の…っ、っん、…薔だけの…っ、ものっ…れす…っ、」

 と。







 「その答えは、ずっと持ってろよ?」
 微笑んだ彼は頬から下へと、ゆっくりと両手を滑らせてゆく。

 「あ…っ、あっ、あ…んっ、んっ、」
 肩にきゅっとしがみついて、ナナはおかしなくらいその愛撫に感じて、

 「あんっっ!」

 ビクビクンッ――――…

 またまたイけてしまうと、

 ぎゅっ…

 限界もいいとこだった腰が、ようやく支えられていた。






 ギシッ…

 「言われた通りに出来たな…偉いぞ?ナナ…」

 片手で腰を抱かれ、横たえられながらあたまをよしよしされる。

 「は…っ、…っん、」

 ローターの振動がちょっと緩められたというのに、ナナはキュンキュンと奥まで感じすぎている。



 「膝…痛くねぇか?」
 「ん…っ、らいじょぶ…っ、れす…っ、」

 ちゅっ…

 「あ…あっん、」

 開かせるようにして持って、薔は彼女の膝にそっとくちづけると、

 「ご褒美もちゃんと…、くれてやるからな?」

 ローターはそのままで、ベルトへと手を掛けた。

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