※※第158話:Make Love(&Make Love!).8







 「お…、お着替え…終わりました…」
 彼のシャツ一枚となったナナさんは、いい匂いや幸福にも包まれ、相当恥ずかしいのにものすごくドキドキしちゃってた。


 「来いよ、」
 ソファに座ったまま、薔は彼女を引き寄せ、

 「はい…」

 ナナはゆっくり、彼へと歩み寄る。




 近づくほどに、濡れて、胸は高鳴って。

 もじもじと、目の前に立つと、

 「手は俺の肩に置きな、」
 「はっ、はい…」

 ぎゅっ…

 命じられて、言われた通りに両手をそれぞれ彼の肩へと置き、

 「膝はこことここな?」
 「はい……」

 ギッ…

 促されるナナは、ソファへ膝を立てて薔に跨がるような体勢に。





 「あ…っ、」
 股は開いて上げた状態なため、愛液は今にも垂れてきそうで、

 「ナナ、」

 彼女の顎を持って下へ向けさせた薔は、くちびるにくちびるを寄せ囁きました。

 「言ったよな?おまえはもっと、自分の可愛さ自覚しねぇとダメだって…」








 「は…い…っ、」
 ナナは息を荒げ、

 「どうしてくれんだ?歪んでくぞ、俺の理性…」

 両手でそうっと肌を撫で、彼は甘美な狂気を吹き掛けた。

 「おまえの白い首筋を…不意に赤く染めたくなるほどにな…」








 「え…っ?」
 その言葉の意味を、ナナが理解するより早く、

 「冗談だよ、」

 笑った薔は少し離れ、

 ツププッ…

 「んああっ…っん、」

 中へとローターを押し入れてきたのだ。


 「あ…っ、あっ、」
 ふるえるナナの内股を、蜜が伝い、

 「何回イっても、この体勢は保ってろよ?」

 ヴィ――――…ッ…

 最初は緩い振動が与えられた。








 「ああっ…あっ、は…っ、あっ、んっ、ん…っ、」
 中はローターへと吸いつく。

 「今からそんなに腰動かしちまっていいのか?」
 薔はイジワルに笑って、なだめるようにか刺激するようにか彼女の肩を撫で、

 「後でしんどくなっても知らねぇぞ?」

 自身の携帯電話を取り出した。



 「あ…っん!」

 ビクンッ――――…

 動くローターがGスポットを擦り、ナナはイけて、

 パシャッ…

 どうやらその瞬間を、カメラに収められちゃった模様で。





 「んっ、あ…っ、…あっん、」
 撮られたことがまた恥ずかしいのに、泣きながら感じてしまい、

 「すげえ可愛く撮れた、おまえのアクメ顔…」

 ヴヴヴッ――――…

 妖しく微笑んだ薔はローターの振動を上げた。






 「あんんっっ…」

 快感によってガクガクする膝は、早くも体勢を保てなくなりそう。

 「やらし…その顔も可愛いな、」
 しかも彼は、撮影を続行して、

 「は…っ、あっあ、」

 ナナはまたまた達してしまった。

 「あああっっ!」

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