※※第154話:Make Love(in Private room).86






 クチュッ…

 「……っん、っ、」

 耳を舐められる。


 「どうした?やけに吸いついてくんな…、1本じゃ足んねぇか?」

 グヌッッ…

 「は…っうっっ!」

 その上ゆびを増やされ、ナナは達して、

 「2本でも足んねぇみてぇだな…」
 そう言いながらも薔は、中を執拗に丁寧に愛撫してゆきます。

 ヌプッ…ヌチュッ…





 「ん…っっくぅっ、」
 彼の胸元へ、ナナが顔をうずめるようにして声を抑えていると、

 「あははっ、でさ〜、」
 「え〜?」

 さっそく誰かが入ってきた模様だ。



 「……っ!」

 ビクンッとしたナナは、声を押し殺す。

 個室のドアがいくつか、閉まる音が聞こえて、

 キュウウウンッ…

 中はこの状況にもばっちり収縮しちゃってます。


 フッ――…

 と笑った薔は、彼女のあたまをよしよしすると、

 ツププッ…

 「……っっぅ!?」

 さらにゆびを増やしたのだ。




 グチュッ…グチュッ…ヌグッ…

 勢いよく流れる水の音に、淫音はかき消されるものの、

 「……っ、ぅっ、」

 声は限界寸前。


 (あ…っ、ダメぇ…っ、)
 ナナはとっさに、歯を食いしばるよう薔の服をつよく噛んでから、

 「…っんふ…っっ!」

 ビクビクンッ――――…

 達していた。





 ビクビクッ…ビクンッ…

 「……っ、ふ…っぅ、っ、」
 彼女がイっている間に、再びふたりっきりになれた模様で、

 「おまえ、すげえ興奮してただろ?俺の指は知ってるぞ…」

 入れた3本をバラバラに動かしながら、薔はトップスも捲り上げていった。

 「エッチだよな、ナナ…」










 プツンッ…

 「ん…っく、」

 背中で、ブラのホックが外される。


 「なぁ、俺の脚に当たってるこいつは、クリトリスだろ?」

 クチッ…

 「……っはっ、」
 しかも脚でそうっと、陰核を擦られてしまい。


 「どんだけ膨れてんだよ…」

 クニッ…クニッ…

 前は衣服と摩擦され、

 グチュッ…グニュッ…

 後ろから中はやさしく乱されっぱなし。


 そこへ持ってきて、

 「ここも…膨れてるな、」

 くにゅっ…

 乳首をゆびで挟みながら、乳房が揉まれだした。


 「……っっぁっん、」

 彼の服をきつく掴んだまま、ナナはカラダを反らす。


 すると、

 ちゅくっ…

 濃厚なキスまで落とされて、

 「んんんんんぅっっ…!」

 彼女はまたまた達して。


 「ん…っ、ぁっ、」
 唾液で繋げながらくちびるが離されてゆく間にも、えもいわれぬ快感は迫りきて、

 「ぁうぅんっっ!」

 ビクッ…ビクンッ…!

 立て続けにナナはイっていた。

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