※※第126話:Make Love(&Charge).66






 ぎゅっ…

 「あぅ…っ!」

 シーツをきつく掴んで、ナナは達する。


 「挿れた途端、この締めつけか?」
 とか言いながらも、薔はすぐさま動きだし、

 「あ…っ、は、あっ、ン、すご…っ、い…んっ、あぁぁっっ…」

 ギシッ…ギシッ…

 軋むベッドは激しく、揺らめき壊れそうなほど。




 キュッ…

 シーツを掴むナナの左手には、薔の左手が重なって、

 「ひ…っ、あっ、ら…めっ、薔ぅ…っ、」
 「おねだりの効果、あったろ?」

 ズッ…グチッ、グチッ…

 汗で濡れた肌も擦れあって、シーツには体液が飛び散ってゆく。


 「あっ…ああぁぁっっん!」

 ビクビクンッ――――…

 カラダを反らして、ナナは達し、

 ちゅっ…

 「……っ、俺にも効果あったな、おまえ、奥まですげえイイよ……」

 パンッ…パンッ…

 肌へ何度もくちづけながら、薔は深く深くへと攻め立てる。




 くにゅっ…

 乳房は揉みしだかれ、ゆびさきで挟まれた乳首はクリクリとこね回され、

 「あああぁぁう…っん!」

 ビクンッ…ビクンッ…

 唾液すら垂らすナナは戦慄き、またまた絶頂を得た。



 ぎゅうっ…

 「……っ、く…っ!」

 つよく抱きしめ、薔も中へと射精する。




 ドクッ、ドクンッ…

 子宮目掛けるそれは、えもいわれぬ快感を注ぎ込み、

 「は…っ、はぁ…っ、」

 汗にまみれた肌を重ね、乱れた息を零しあった。






 「もっと、ほしいんだろ?」
 「ん…っ、ん、」
 動きは止まず、後ろから吐息は熱く耳に掛かる。


 はむっ…

 その耳はふと、甘く噛まれ。


 「は……っん、」

 ナナは泣きながら、ビクビクッとひどく感じる。


 そして、

 「俺も…もっとおまえがほしいよ、どうかしそうなほど愛してる…」
 「あ…っ、あ、あ…っん、」

 グイ――――…

 顔の向きを変えさせてから、薔はそのくちびるをも奪いにきた。

 くちゅっ…




 「ん…っ、ぁ、は、」
 伸ばした舌と舌が絡まって、唾液を煌めき滴らせる。


 狂おしいくらい、溺れるほどに淫らで、

 「なぁ、そんなに締めたら、動きづれぇだろ?」
 「……っん、あ、あ…っ、」

 クスッと笑い、ナナの涙をゆびで拭った薔はそれでも奥へと突き上げた。

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