※※第142話:Make Love(&Melliferous).78
デザートの後にまたデザートなのかと思いきや、プレゼントを運ばれてきてこけしちゃんはニコニコと面食らいました。
「ゾーラ先生ぇ、もしかしてぇぇ…」
と、彼を見ると、
「だいぶベタな演出になってしまったが、バレンタインのお返しだよ。」
醐留権はちょっと照れくさそうに、微笑んだ。
「ありがとうぅぅ…」
にっこりとはにかんだ、こけしちゃんは、
「開けてもいいのぉぉ?」
と確かめて。
「もちろんだとも。」
の言葉に、ドキドキィィしながら丁寧に開封していったんです。
「すごぉぉいぃ…」
中には、小さな鍵モチーフが可愛らしいゴールドのピンキーリングが入っていて、
「ゾーラ先生ぇ、サイズ把握しすぎぃぃ…」
小指にはめてみたこけしちゃんは、見事なまでにぴったりでおっとりと驚いた。
そして、
「桜葉の華奢な指に、とてもよく似合っているよ。」
やさしい眼差しで、見つめた醐留権は言いました。
「部屋で、もっとよく見せてくれないか?」
もちろんここは、ホテルの最上階でございますのでね、
こくぅぅん…
恥じらいながらもこけしちゃんは、頷いたのだった。
「では、行こうか、」
醐留権は彼女の手を取る。
ホワイトデーもますます深まってまいりましたよ!
――――――――…
くにゅっ…
零れでた双丘が、やわらかく揉み上げられる。
「はぁっ、あ…っん、」
ナナの息遣いは、嬌声と共に乱れゆく。
乳首には触れそうで触れないところで、薔は乳房を愛撫して、
「息…合わせねぇのか?」
耳へ舌を這わせながら、熱い吐息を吹き掛け囁くのだ。
「ん…っ、は、…あっん、」
乱れて仕方ない呼吸。
でも、彼に合わせて息をしていたい。
ギシ…
ふたりに合わせて軋む、ベッドのうえ、
「はぁ…っ、はぁ…っ、あっ…っ、」
呼吸は合わさったり、ときどき卑猥に乱れたり。
キュッ…
ふと、両の乳首を擦られ、
「はぁ…っん、」
ナナはカラダを反らした。
「もう硬くなってたな、」
薔はクニクニと人差し指で、上下に動かし摩擦する。
同時に乳房への愛撫で、乳腺も刺激されつづけ、
「あ…っ、あっ、薔ぅ…っ、」
泣きながらふるえたナナは、
「あ…っっ!」
ビクンッ――――…
達していた。
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