※※第93話:Make Love(&Suck).39






 「こっちが、い…っ、」
 潤んだ瞳で、まずは乳首を示し、ナナは応える。


 「ふーん、」
 薔は不敵に笑うと、

 「なら、来いよ、」

 ナナを引き寄せた。



 「はい…」
 ご丁寧にもスカートをまくり上げたまんま、ナナは膝歩きで更に彼へと近づく。



 目の前に来てしまうと、

 ぎゅっ…

 片手でつよく、腰を抱かれた。




 そうなると、薔が少し見上げた位置に、ナナの胸はきますので、

 「いっぱい舐めてやるから、下ももっと濡らしとけよ?」

 ちゅっ…

 揉み上げるようにして、いきなり乳首から舐められちゃいました。




 「んん…っ、」

 ナナはぶるっとふるえ、少し反る。

 くぷ…ちゅぷっ…

 胸はやわらかく揉まれながら、突き出された乳首は舐められたり吸われたりしてまたぷくんと膨れてゆきます。


 「ふあ…っ、あぁっっん、」

 溢れ出すこともあり、ナナは時折からだを嬌艶に少し捩る。




 「は…ぁっ、ンっ、薔っ…」
 「ん?」

 汗によってではなく、乳首は濡れておりますが、

 「噛んで…くださっ、」

 泣きそうになりながらも、ナナはこんなことをおねだりしちゃった!



 「噛むのはおまえの、特権なんじゃねぇのか?」

 クスッと笑ってから、

 かぷっ…

 ものすごくやさしく、薔は乳首を甘噛みしてきた。



 「あ…っ!」
 堪らず、ナナはイけてしまった。



 「…噛まれてすぐにはイかねぇぞ?俺は、」
 薔は容赦なく、甘く噛んだ乳首をちょっとだけ引っ張って舌で舐めたりする。


 「んや…っ、ン、あっ…っ、」
 片方は揉まれ、片方は舌やくちびるで弄られていると、

 「ぁ…あっ!」

 またまたナナは、イけてしまった。




 「はぁ…っ、…あぁっん、」

 それでも愛撫は止まず、ナナは快感にふるえつづけるのだけど、

 「なぁ、」

 胸を見つめ、薔は言いました。

 「おまえ、乳首からミルク出てっぞ?」

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