※※第124話:Make Love(&Lewd).65






 ふるっ…

 あしがふるえる。

 とうとうボトムスもパンツも、膝の辺りまで下ろされてしまい、

 「見えるか?ナナ、」

 ヌルッ…

 内股へゆびを滑らせ、薔は確かめてきた。

 「足まで濡れて、光ってんの、」






 「……は…ぃ、」
 ナナは涙を流しながら、やっとのことで頷く。

 「俺の指に絡みついてくる、蜜も可愛いよな…」
 耳に吐息を吹きかけ、薔はゆびで愛撫する。


 「あっ、や…ん、そこっ、」
 「ん…、もうグショグショ、」
 ヌルヌルとゆびは、膜を作る愛液を撫でていたのだけど、

 「もっと見てみるか、」
 「や…っ、あっ、あ、」

 くぱっ…

 抱き上げるようにしてあしを開かれてしまった。




 「そこに足、乗せて、」
 「ん…っ、ん、」
 縁にナナが両脚を開いて乗せると、

 くしゅっ…

 薔は近くのタオルを引っ張ってきて、彼女の腰の下へクッション代わりにあてがう。


 「痛くはねぇか?」
 「は、は…いっ、」
 頭を撫でられ、ナナは素直に頷く。

 「なら、これは脱いじまうか、」
 「ん…っん、ン、」
 その体勢で片脚ずつ、丁寧にボトムスとパンツは脱がされてゆきました。


 バサッ――――…










 ヒクヒクッ…

 鏡に、中の動きまで映し出されてしまう。

 「や…っ、見えちゃう…っ、」
 「当たり前だろ?見せてんだから、」
 羞恥は相当なのに、溢れる愛液は止まる処を知らず、

 「いつも俺のが挿ってるとこだ、この機会によく見とけよ?」

 ヌチュッ…

 薔は入り口を拡げるようにして、ゆびを3本入れてきた。







 「あ…っぁ、ん、あ…っ、あ、」
 「まずは指で、な?」

 ヌプッ…グチャッ…

 音が立って、ゆびは抜き差しされ、愛液がかき出される。


 「ほら、下の口もこんなに、糸引かせてる…」
 耳へ舌を滑らせ、囁きながら、

 くにゅっ…

 薔は乳房も、愛撫してくる。



 「も…っ、ダメぇ…っ、」
 ナナは涙と、唾液すら流しながら、

 「ああぁぁっっ!」

 ビクンッ――――…

 達してしまい。


 それでも、

 「今は指、すげえ締めてるよ、」
 「ん…っ、あ…っ、」

 動きを少し緩め深くへ留め、薔は乳首をゆびで挟んでこね回したりして。



 グチュッ、グチュ…ッ…グチュッ…

 「ああぁ…っ、ゃ、あっ、あ…っん、」

 激しく抜き差しされるゆびが、淫れた中を時折覗かせ、

 「…っん、はうん…っ!」

 ぎゅっと薔の腕を掴んだナナは、またまた達してしまった。









 「指…抜くから、見てろよ?ちゃんと、」
 「ん…っあ、待っ…っ、」
 耳もとでの囁きに、ナナは必死で従って、

 プチュッ…

 「…………っん!」

 ゆびが素早く抜かれると、

 ピュッ、ピュッ…

 潮吹きは起こった。




 「あ…ああぁぁっっ…」
 「可愛いだろ?おまえの潮吹き、」
 薔はゆっくり艶かしく、抜いたゆびを舐め。

 体勢が体勢なので、上に向かって小さく何度か吹いて、

 「お…っ、お漏らしみたい…で…、恥ずかしいぃ…っ、」

 ナナはもじもじと、ちょっと俯いた。




 「その表現も可愛いな、堪んねえ、」

 くいっ…

 薔は強引に、顎を持ち上げると、

 「ナナ、」

 鏡に向かって、微笑んだ。

 「指の先も、一緒に見るよな?」

[ 503/538 ]

[前へ] [次へ]

[ページを選ぶ]

[章一覧に戻る]
[しおりを挟む]
[応援する]


戻る