※※第123話:Make Love(&Petting).64






 「はぁ…っ、…っん、」
 くたぁっとしてしまう、ナナ。


 ギッ…

 ソファが軋むなか、汗ばむ薔はいったんからだを起こすと、

 「俺も脱ぐか、」

 トップスを脱ぎ捨てた。

 バサッ――――…









 「あ、あぁっ…」
 ナナはうっとりと、彼を見上げ。

 更に乱れた髪を、片手でかき上げると、

 「いつまで見てんだ?」

 笑って、薔は彼女の腰を抱きカラダを起こさせた。







 「ん…っ、は…ぁっ、」
 何度目か、舌を絡めながら、

 ツ――――…

 撫でるように、いやらしく脱げかけていた上を脱がされてゆく。


 「……っん、ぁ…っ、ン、」
 ゆびは肌に食い込み、無我夢中でナナは薔へとしがみつき、

 ファサ――――…

 ブラウスは床へと、舞い降りる。


 チュプッ…

 くちびるを離すと同時に、両手はいやらしく腕を撫でながらブラジャーを脱がしてゆき、

 パサッ…

 とうとう互いに上半身は、一糸纏わぬ姿となった。







 ギッ…

 「ん…っ、」

 肌と肌で触れあって、抱きあい、離したくちびるはすぐさま惹かれあう。

 くちゅ…ちゅくっ…

 「……ん、ん…っ、は…ふっ、」

 夢中になって舌で舌を絡めていると、唾液は煌めき卑猥に垂れて落ちた。



 「はぁ…っ、あ…っ、」
 そして離されたくちびるは、抱きしめながら下へと伝い落ちてゆく。

 「ん…やっ、あっ、おっぱい…、舐めちゃ…っ、」
 「舐めてほしくねぇのか?」
 気持ちよすぎてつい、のナナであるが、薔は乳首からくちびるを離してしまった。

 そしてゆびで、こね回しながら、

 「素直に言わねぇなら、今日はもう舐めてやんねぇぞ?」

 イジワルに、笑う。




 「うぅぅ…っ、やです…っ、」
 ナナは泣きながら、甘えた声で、

 「もっと、いっぱい、舐めて…ください……」

 と、せがんでいた。




 「それでいい、舐められる準備は万端だろ?」
 こね回すと更に敏感になって、薔はピンと起った乳首へ舌を這わせた。

 れろっ…










 「あっ、は…っ、ン、あ…んっ、あ…ぁっ、」

 チロチロと舐めまわされたり、吸われたり甘く噛まれたり、されるがままになった乳首はどんどん充血してゆく。

 「ダ…メっ、も…っ、イっちゃう…っ、」
 ナナは泣きながら、薔の肩を両手で掴むと、

 「あっっ!」

 達してしまった。




 「は…ぁっ、ん、」
 それでも彼のくちびるは、執拗に乳首を濡らす。

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