※※第１２３話:Make Love(&Petting).64

---

　「だ、だって…、」
　ナナはもじもじと、足を閉じようとした。

　ところが、

　グイッ――――…

　さらに開かれてしまい。


　「閉じちゃダメだろ？これから舐めるんだから、」
　笑った薔は下着をつけたままの、ソコへと顔をうずめた。









　チュッ…

　「あ…あっ、や、ぁっ、」

　パンツのうえからやわらかく、くちで愛撫される。


　「胸もすぐ可愛がれるよう、上は脱いどくか？」
　薔は音を聞かせながら、くちびるを動かし、

　「でも、脱がせてほしいなら、鳴きながら待ってろ、」

　ジュッ…クプッ…

　愛液を吸うみたいに、襞を布ごとくちびるに挟んだ。




　「あ…っ、あ…んっ、」

　つまさきまでふるわすナナは、トップスを掴めど脱ごうとはしない。

　ジュルッ…

　やわらかく挟まれる襞は、どんどんヌルついてくちびるの愛撫を求める。




　じわぁっ…

　溢れ出す愛液も、止まるところを知らず、

　「あっ、あ…っ、薔っ、ダメぇ…っ、」

　カラダを捩ったナナは、

　「あぁんっっ！」

　イけてしまった。



　それでも、

　「ダメ、つってもここ、すげえぷっくりしてんだよ、」

　はむっ…

　膨れたクリトリスが、くちびるで挟まれる。


　「あぁぁっっ…」
　ナナは湿りゆく、髪を肌に張り付け、

　「は……」

　薔は息でも触れながら、クリトリスを布のうえからやさしく刺激する。



　「んっ、ぁ、も…っ、ダメ…っ、」
　甘ったるい声を上げたナナは、くしゃっと彼の髪にゆびを絡めてから、

　「あんん…っ！」

　達していた。








　「は…っ、あ……」

　そのままぐったりと、ふるえていると、

　「言われた通りに待ってたな、脱がしてやるか、」

　薔は濡れたくちびるを舐めながら、ちょっと乱れた髪でからだを起こしたのだった。

[ 483/538 ]
[前へ] [次へ]

[ページを選ぶ]

[章一覧に戻る]
[しおりを挟む]
[応援する]

戻る