※※第１２２話:Make Love(&Delusion).63

---

　「んんんぅ…っん、」

　噛みしめるシャツが、唾液で濡れる。

　ヌッ…グチュッ…

　音を立てながら妖美にソコをゆびは動いていたが、

　ツッ――――…

　「……んっ、んーっ…」

　ふと、そのまんま脚のほうへ引っ張るように、ヌルヌルとパンツが脱がされていった。

　パサッ…




　ヌルルーッ…

　愛液がいやらしく、垂れる。


　「ドロッドロだな、後ろまで、」

　秘部へも胸へも、ゆびはえもいわれぬ快感を与えだし、

　「中の熱も知りてぇから、足開け、もっと…」

　耳もとでは囁きがいやらしく命じて、ナナはおもむろに従わざるを得なかった。

　ズッ…ズズッ…



　ふるえているため、開くのもやっとで、

　「引き裂いてもいい、しっかり噛んでろよ？」

　…ッ…ヌプッ…

　ゆびはスムーズに、ヴァギナへと押し入った。





　「ん…っ！」

　クンッ――――…

　しがみつき、思いきりシャツを引っ張る。
　ゆびを入れられただけで、ナナはちょっとイけてしまった。


　「1本でも、いきなり締めんのか？」
　笑って、薔はゆびを抜き差しし始め、

　「ん…っ、ン、ふっ、んん…っ、」

　ナナは必死でシャツを咥えながら、泣き濡れる。


　ぷるっ…

　膨れたクリトリスも親指で、弾かれたり擦られたりしているうちに、

　「…っんんんっっ！」

　ナナは達した。




　達した直後に、

　ヌチュンッ…

　ゆびは増やされまして。


　「……っっ、んっ、ふぅ…っ、」
　「熱いな、おまえの蜜…、指も誘われるわけだ…」

　耳からくちびるが離されると、僅かに唾液は糸となって、

　ツッ…ヌププッ…

　(ダ…メ、も…っ、)

　容赦なく3本目が入ったところで、

　「はうん…っ！」

　ビクビクンッ――――…

　シャツを離しカラダを反らして、ナナはイってしまった。






　とろおっ…

　ゆびを伝い、愛液が滴る。


　「はぁっ、はぁっ、」
　淫れ、ぐったりとしてしまったナナを、抱き寄せると、

　「こっから先はまた、手伝ってやるか？」

　よしよししながら、薔はゆびを抜いた。

　プッッ…




　「ん…っ、え…っ？」
　ナナは濡れた瞳で、彼を見上げる。

　れろっ…

　「甘ぇな、指もふやけちまった、」

　妖艶に愛液を舐め取りながら、

　カチャ――――…

　薔はベルトへ手を掛ける。





　ゴク…

　渇望に、ナナは息を呑み、

　「奥まで繋がって、いっぱいキスするか、」

　くぱっ…

　あしはさらに開かれた。

[ 470/538 ]
[前へ] [次へ]

[ページを選ぶ]

[章一覧に戻る]
[しおりを挟む]
[応援する]

戻る