※※第121話:Make Love(in Splash).62






 「はぁっ、はぁっ、」
 薔は肩で息をしながら、流れるようにナナを見ると、

 「洗った意味、ねぇな、」

 ツ――――…

 「……っん、あ…っ、」

 白濁液に濡れた素肌へ、ゆびを這わせた。

 「こんなとこまで、かかっちまった…」









 「ん…っ、いいっ、いいです…っ、もっと、ください…っ、」
 渇望し、ナナは薔に抱きつく。


 「どこに?」
 すると大胆不敵に焦らされて、

 「こ…っ、ここ…です……」

 もじもじとナナは、彼の手を取ってソコに当てさせた。

 「わたしの…、おまんこ…に…っ、ください…っ、」









 「俺まだ、泡ついてんだがな、」
 薔は笑って、

 ヌチュッ…

 ゆびを股の間に押し入れた。



 「あ、あぁ…っ、」
 感じてふるえる、ナナの鼻をゆびで摘まみ、

 「ほら、おまえにも付いた…」

 彼はそっと、泡を拭い取る。


 「あ…っ、あ…ん、…やっ、」
 「ここにほしいんじゃねえのか?」
 ゆびは襞をやわらかく開き、中へと滑り込んだ。

 ヌチュッッ…


 「んあぁ…っ、ん、」

 ナナはぎゅうっと、薔にしがみつき、

 「いい子だ、そのまましがみついてろ、」

 グッ…

 ゆびを入れたまま、片手で腰をつよく抱くと、

 タンッ――――…

 彼は互いの位置を、入れ替えたのだった。











 シャワーが出される。


 「そこに足乗せて、もっと開け。」
 片足を持たれ、促され。

 「はぁ…っ、あっ、あ…ぁっ、」
 ナナは泣きながら、ふるえる右足を台に乗せて、

 「ぷっくり膨れてるここも、弄ってほしいか?」

 陰核にそっとゆびを当て、薔は確かめてきた。

 「んあ…っ、あ、あぁ…っん、」
 穏やかに打ちつけるシャワーのなかも声や音は確かで、泡を流し、ふたりの裸体は濡れてゆくばかり。

 そして、

 「ん…っ、ほし…っ、」
 「なら、可愛くおねだりして、」
 無我夢中で求めると、エロティックに囁かれてしまった。

 「それもおまえの、得意分野だろ?」





 グチュッ…グチュッ…

 「ひ…あっ、ん、は…っ、」

 激しく抜き差しされるゆびが、愛液を誘い出す。

 「あ…っ、あっ、薔ぅ…っ、」
 「ん?」
 ナナは自分からも腰を、動かしてしまいながら、

 「ク…っ、クリ…もっ、弄ってくださいぃ…っ、」

 ちょっと唾液すら垂らし、甘えた声でおねだりできた!





 「上出来だ、弾いてやる、」
 くちびるのすぐうえで妖しく告げると、薔は親指でクリトリスをやさしく弾きだした。

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