※※第１２１話:Make Love(in Splash).62

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　ヌッ…

　そしてついに手は、ソコへと辿り着いた。

　「…………っ、」
　薔はカラダをふるわし、片手でナナの肩を抱く。



　「も…っ、もう、硬いん…ですけど…」
　「おい、泡使えよ、っ、」

　どうやらあまり、泡は立てていないようなナナさんは、

　「だって、触りたいんです…」

　めちゃくちゃ火照った表情で、両手を動かしだした。




　「……っ、こうなったらおまえにもっと、卑猥なこと言わせてみるか、」
　薔は息を乱しながら、濡れた髪を片手でかき上げると、

　「どうなってる？」

　甘く見つめ、誘った。




　「も…っ、おっきい…です……」
　「で？」
　ナナはうっとりと、手で扱いている。

　「ここも、先っぽから、ヌルヌル、してきちゃいました…」
　「そうだな、」
　夢中になる彼女のあたまを、薔が撫でる。




　「他には？もっとエッチなこと、言って…」
　「えっと…、」
　とは言っても、この状態で思いつく言葉がナナにはそれほどあるはずもなく。

　「あの…」

　赤裸々に、というかストレートに言ってみたのだ。

　「わたし…、薔の、…おちんちん、好き…です……」

　ってね！









　「うぅぅ…っ、恥ずかしい…っ、けど、ほんとなんです…っ、」
　自分で言って、自分で照れて、ナナは彼の胸に顔をうずめる。

　「おまえは淫乱だな、」
　そのあたまをやっぱり、笑いながらよしよしすると、

　「でも、」

　薔は言葉を落としたのだった。

　「いちいち恥じらうから新鮮で…、何度でもくれてやりたくなる…」









　「あ…っ、あ……」

　ひどく感じてしまい、ナナはゾクゾクとふるえる。

　「もう、出るから…、ちゃんと受け止めろ…」
　そしてちょっとつよく、彼女を抱き寄せると、

　「……っ、あ…っ！」

　ビュッ…

　薔は射精した。

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