※※第110話:Make Love(&Sex aid).3






 「あ…っ、」
 ナナは声を上げて、自らのあしをキュッと掴む。

 「安心しろ、中の様子はまだ、こっからはよく見えねぇよ、」

 カチッ…

 薔が、スイッチを入れた。


 ヴヴゥ゛――――…







 「ひ…あっ、あっ、あぅ…っ、」

 上げているつまさきまでもをふるわして、ナナはビクビクとふるえる。

 「やっぱイイ反応だな、」

 グイ――…

 薔は少しかがんで、ナナのトップスを胸のうえまでまくりあげる。



 「ゃ…っ、あっ、薔…っ、」
 「ん?」

 プツン…

 背中にまわされた片手が、すんなりブラのホックを外した。


 「こ…れっ、なんか、ヘンっ…っ、」
 「へぇ、それでも乳首は起ててんだな、」

 ぷるんっ…

 その乳首に少し擦れて、ブラジャーは膨らみの上に置かれまして、

 「あ…んっ、あ、ふ…っ、ん、」
 「そんなやらしい声まで出して、どこがヘンなのか言ってみろよ、ほら…」

 ヌルッ…

 振動を与えたまま、バイブが動かされる。




 「あ…っ!」

 ナナは涙目で、達してしまい、

 「脱がすか、これだけでもうケツまでグショグショだ、」

 臀部は少し持ち上げられて、パンツが脱がされていきました。



 パサッ――――…












 「あ…っ、あん、ぁ、ひ、ぅん…っ、…あ、」

 ヌプヌプとバイブを動かされて、ナナは乱れたシーツのうえどんどん淫されてゆく。


 「足から手ぇ離すんじゃねぇぞ、」

 薔はバイブを持ったまま、

 ちゅっ…

 かがんで、色んなところにキスをしてゆく。



 「あ…っ、また、イっちゃ…っ、」
 ナナには再び、絶頂が訪れようとしたのだけど、

 ズルッ…

 バイブはいったん浅くまで、抜かれてしまった。

 「ダメ、こいつで感じてるとこ、もっとよく見せて、」






 「そんっ…なぁっ、…ぁっ、」
 「おまえの泣き顔が可愛すぎて、堪んねぇしな…」

 ヌププ…

 再びちょっとだけ、深く入ってゆきます。



 「んんん…っ、イジワルぅ…っ、」
 「だったらおまえの望み通りだ、よかったじゃねぇか、」

 とか言いながらも、

 ちゅ

 流れ落ちる涙に、キス。





 「全身ビショビショ…、かわいいよ、ナナ…」
 「あっ、あ…ぁっ、ん、ダ…メ、」

 ヴヴッ――…

 振動は上がった。





 「や…あんっ、は、あっ、」

 ビクンッと反って、ナナはシーツを掴む。

 すぐにその手は離されて、

 「足掴んでろ、つったろ?」

 かわりに背中へとまわされた。






 ぎゅっ…

 「んあ…っ、ふ、あっあ、あぁぁっっ、」

 ナナは無我夢中で、彼へとしがみつく。


 ちゅうっ…

 時折キスマークもつけられて、

 「深く入れるぞ、締めんなら今のうちだ、」

 ヌーッ…

 どちらにせよ深くまで、バイブは入り込んだ。

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