※※第110話:Make Love(&Sex aid).3







 ギシッ…

 こけしちゃんと醐留権は、すでにベッドインしておりました。



 ちゅっ…ちゅくっ…

 抱きあって、熱く濃いキスを交わす。




 「はぁ…ぁっ、んぅ、」

 薄明かりが照らす、煌めく唾液で繋がってくちびるを離し見つめあうと、

 「悠香のここはどうしてもう、濡れているのかな?」

 クチュッ…

 スカートのなかパンツのうえから、醐留権はそっと秘部に触れてきたのだ。




 「あぁぁ…っ、」

 こけしちゃんのからだは、びくんとふるえて、

 「どぅぅしてぇ、わかったのぉぉ…っ?」

 涙目で問いかけてみた。



 「音がしていたからね、それに悠香はキスの最中、わざと足を閉じようとしていた、」
 「あぁっ、あ…っ、ダメぇぇ…っ、」

 見透かされていたソコに、クチュクチュとパンツのうえからゆびは這ってゆく。



 そして、

 「少し、見せてもらおうか、」
 「んえぇぇ…っ?」

 グイ――――…

 あしは開かれちゃったのだ。



 「やぁ…っ、恥ずかしいぃ…っ、」
 こけしちゃんはスカートに手を当て、隠そうとしてますが、

 「恥ずかしがることはない、このまま見て、味わうよ、」

 ジュルッ…

 パンツのうえから醐留権は、口で愛撫していった。
















 ――――――――…

 「なら、どんな風に抱かれてぇのかも、訊いてやるか、」
 薔は笑って、ナナのあたまをよしよしする。


 「えっと…、お好きなように…」
 もじもじして仕方ないナナは、小さく告げますが、

 「それじゃダメな?」

 近づいて、耳にフッと薔は囁きかけたのでした。


 「ちゃんと言わねぇと、今年最後の夜におまえを苛めちまうぞ?」











 ドキッ、とした。

 苛められても、構わなかった。





 その想いがつよくて、ナナは少し甘えた声を出したのだ。

 「い、イジワルに…で、お願い、します……」

 と。






 「ふーん、」

 耳もと、薔はちょっと笑いますと、

 「それなら、とびきりやさしくしてやろうか?」

 さらに囁いた。





 「あ…っ、いきなりそう、きますか…?」
 「そう言われると、やさしくしてやりたくなるんだよな…」

 耳の快感に、ぶるっとナナがふるえると、

 「まぁいい、」

 ひょいっ

 薔は彼女を、抱きかかえちゃったのである。


 「ベッドで年跨ぐか、」

[ 285/538 ]

[前へ] [次へ]

[ページを選ぶ]

[章一覧に戻る]
[しおりを挟む]
[応援する]


戻る