※※第109話:Make Love(&Nip).52






 「はぁ…っ、あぅ、」

 泣きながら、くたぁっとなる。


 「果てるには早ぇぞ、次は舐めるからな、」

 ちゅぷっ…

 そして乳首をくちびるで挟まれ、舐められだした。




 「んやあぁ…っん、」

 ビクンッとふるえ、ナナは縛られた手でソファを掴む。

 「な?まだまだイけるだろ?」
 ちょっと笑って、薔は執拗に乳首を舌で愛撫する。




 ちゅうっ…

 「あ…っ!」

 吸われて達して、

 「乳首はビショビショだな、こっちはどうなってる?」

 グチュッ…

 秘部にゆびまで、当てられていた。




 「ひ…あっ、あ…っ、ん、ぁ、」
 「あぁ、こんなとこまで、ドロッドロに濡れてるか…」

 くちゅっ…ぬるーっ…

 音を立てながら、ゆびはいったんアナルまで滑り落ちて、

 「中はどうなってんのか、今から指で確かめるぞ、」

 ブチュンッ…

 ヴァギナにはゆびが1本、スムーズに入り込んだ。




 「あ…ふっ、ん、あぁぁっっ、」
 「すげえヌルヌル…、1本じゃ足んねぇか、」

 ヌチュッ…

 そしていきなり、3本に増やされる。




 「あうぅ…っ!」
 ナナは達して、

 「どこまで溢れんだろうな、おまえの甘い蜜…」

 グチュッ、グチュッ…

 薔は音を聞かせながら、ゆびを抜き差ししはじめた。




 とろぉっ…

 ソファまで、滴ってる。


 「あっ、あ…っ、あ、あっ、ぁ、は…っ、」

 ゆびで中を擦られるナナはもはや、泣きながらされるがままになっていて、

 ヌーッ…

 愛液に塗れたクリトリスは、親指で撫でられて膨れている。


 チュッ…

 しかも、舐められつづけている乳首は、ピンと起って唾液で光を帯びるくらいになって、

 「ああぁぁぁっっん!」

 ビクビクンッ――――…

 一度に二度の感覚で、戦慄いてナナは達していた。






 ズッ…

 「あぅ…っ、」

 ゆびは素早く抜かれて、小さく何度か潮を吹く。


 「可愛い、おまえ、汗だくになってる…」

 ちゅっ

 「ん…っ、」

 薔は張り付いた髪をそっとかきあげ、ナナのおでこにやさしくキスを落とすと、

 「俺の手も、グッショリだ…」

 愛液が絡みついたゆびを、艶かしく舐め始めた。





 「あ……」

 ナナはまたまた欲情して、その様をうっとりと見上げ、

 フッ――…

 と笑った彼は、極上の至近距離で囁いた。

 「ぜんぶ甘ぇよ、だからおまえは止めらんねえ…」

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