※※第91話:Make Love(&Bite).37






 「ん……」

 くちびるからはまだ、甘い血の味がしている。


 ちゅくっ…

 「ん…っ、」

 ゆっくりと、舌は絡められてゆき、血を混ぜながら濃厚にキスをむさぼり合う。





 「ふぅ…っ、ん……」

 それでも、狂おしいくらいに体温をもっと感じたい。
 キスで満たされてゆくのに、しきりにその先を欲するのだ。



 ふと、

 スッ――…

 またがっているナナのスカートは後ろから、まくり上げられていった。


 ビクンッとしたナナだったが、ゆびは既に濡れている内股を撫で上がって、

 クチュンッ…

 そのまま後ろから、パンツをずらしゆびは秘部へ。




 「あ…っ!」
 堪らずナナのカラダは跳ねて、

 「血だけでここまで、グチョグチョになったのか?」

 臀部を持ち上げ、薔はゆびで愛撫する。
 そのくちびるは艶めいてはいるが、血による赤みはキレイに消えていた。



 「あ…っ、ぁ、や…っ、」
 「つってもまだ入れてねぇよ、」

 ヌチュッ…

 「んあぁっっ…ん、」

 滑らかに、ゆびを入れられる。


 「あぁ、ヌルヌルしてっからいきなり3本も入っちまったな、イヤなら抜くか、」
 「やらぁ…っ、」

 泣きながらナナは必死でせがみ、

 「可愛い顔で泣いてんな…」

 そっとその涙を拭うと、薔はゆびを動かし出した。




 グチュッ…プチュッ…

 「あっ、あ、あ…っ、あ…ン、」

 びくんっとふるえ、ナナは喘ぎを上げる。


 「やらしいな、おまえ、腰動かしてっぞ、」
 薔はフッと笑うと、

 ぐいっ

 カラダを反らすナナの服を、まくり上げてしまった。



 「あぅ…っ、あ…っん!」

 プツンッ…

 ナナはまたまた達したのだけど、背中でブラのホックは外され乳房が揺れて零れでる。



 「おまえの乳首のが、赤ぇんじゃねーか?」

 くにゅっ

 その胸は片手で、揉み上げられて、

 「は…あっ、ん…っ、」

 ナナはカラダをまた反らすため、余計に乳房は突き出るのだ。




 「ほら、もっと来ねぇと、舐めらんねぇだろ?」
 「んっ、あっ…っ、」

 揉まれながら、ゆびは抜き差しされており、

 ちゅぷっ…

 「はぅ…っん、」

 ナナは素直にかがんだため、胸は押し上げられ乳首はくちびるで挟み込まれた。

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