※※第107話:Make Love(&Piledriver sexual).51







 「はぁ…っ、あン、」
 ナナはぐったりと、荒い呼吸を繰り返す。


 ちゅっ…

 薔はゆびに絡みついた愛液を舐めながら、彼女の髪をそっと撫で、

 「指だけで良かったか?」

 甘美なほどに卑猥に、確かめてきた。





 「やぁ…っ、」
 ナナは泣きながら、声を上げる。

 「何が?」
 ところが、やさしい手つきのままイジワルに焦らされて、

 「…い…、挿れて…くらさい…」

 火照りまくった貌で、そう求めていた。






 「指ならさっきも入れたぞ?」
 「ちが…っ、」

 はい、欲しくておかしくなりそうなのに、どこまでも焦らされます。


 よって、いてもたってもいられなくなったナナさんは、

 「わたしが欲しいのは、これ…です…」

 ソコに手を当てちゃった!








 ……もうこんなになってたんですかぁ!?







 「あんま上から、強く触んなよ、」
 「だだ、だってぇ…っ!」


 この上なく昂り過ぎたナナが、そのままどさくさ紛れだかで触っちゃっておりますと、

 「次は欲しがるとき、こう言え、」

 ぐいっ

 「え…っ?」

 足は強引に、持ち上げられて開かれていた。






 ズッッ――――…

 そして挿入される瞬間、薔はナナの耳もとで何かを囁きまして、

 「あん…っ!」

 堪らずイけたナナは、甘い声を振り絞った。

 「そっ…なのっ、恥ずかしぃ…っ、」





 「次は、つってんだろ?」
 「や…っ、あっ、待っ…てっ、あ…んっ、」

 ギシギシとベッドは軋んで、イってるそばから動きだされる。


 「待っていいのか?腰動いてんだろ、」
 「あ…ぁっ、ん、あ、薔っ…」

 締めながらキツキツに挿って、くっつき合って性器を絡めた。

 ズッ…グチッ…







 ……えーと、ナナが何と言って欲しがるかは、どうやら次回のお楽しみのようです。

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