※※第１０６話:Make Love(&Hand cuff).50
キチュッ…
「ああぁっ、あ…っ、…あ、」
動きつづける愛羅は、どんどん濡れてゆく股の間に感じすぎて、かなり夢中になっていた。
「……っ、ん…っ、」
羚亜も限界寸前で、掴んだ愛羅の制服は肩からずり落ち乱れきっている。
「…っはぁっ、愛羅さん…っ、痕っ、消えたよ…っ？」
「じゃあ、ン、乳首…舐めてぇ…っ？」
くちびるを離し、確かめたあとさらに求められて、
ちゅっ…
「ん…っ、」
羚亜は愛羅の乳房を揉み上げると、起った乳首へ吸いついた。
「あ…っ、あ、」
愛羅はカラダを反らし、
ヌポッ…
一気に強く先端へと向かったため、
「あ…っ！」
「あぁん…っ！」
ほぼふたり同時に、達せたのだった。
ビュッ…
出された精液は、下腹部へとかかってしまい、
「……っ、ごめ…っ、」
「いいよっ？羚亜くんっ、全身、中までベトベトにして…っ？」
ズプッ…
そのまま愛羅は、自ら咥え始めた。
「あ、愛羅さんっ、そんなには…っ、出せないよぉ…っ、」
「あ…ぁっ、またおっきくなったぁ…っ、」
ヌポンッ――――…
そして根元まで、挿っちゃいました。
「……っん、こっちも、キツ…っ、」
「あ…っ、も、動くの…っ？」
ベッドは揺れ、ゆさゆさと互いのを擦りつけてゆきます。
「らめぇ、イっちゃうぅ…っ、」
「愛羅さんっ、そんなに…っ、締めない…でっ、」
シーツの中には、血液とは違う液が垂れて、淫らに湿り気を増すのだった。
セックスの最中は熱すぎるため、熱が下がったことには気づいていなかったんだとさ。
――――――――…
「ゾーラ先生ぇぇ…」
ドライブデート中、こけしちゃんはもじもじと切り出しました。
「なんだい？」
ちょうど赤信号なため、醐留権は彼女に向かってやさしく微笑む。
「あのねぇぇ…」
意気込みは信号よりも赤いですが、それはそれは恥じらいながら、こけしちゃんは告げました。
「パーティーねぇぇ、全員、行けますぅぅ…」
と。
「それはよかった、なら、明日にでも衣装を送り届けよう。」
「いいのぉぉ？」
醐留権はこけしちゃんの髪を撫でてから、
「もちろん、桜葉にはとびきり可愛いドレスを用意したよ。」
と、耳もとでふっと囁いたのでした。
「んぅぅ…っ、」
くすぐったさや気持ちよさに、思わずこけしちゃんはびくぅっとなりまして。
信号が青に変わって、ベンツは発進した。
「あぁぁ、反則ぅぅっ。」
「何のことかな？」
次々と通りすぎてゆくのは、煌めくばかりのイルミネーションたち。
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