※※第１０４話:Make Love(&Lesson).48

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　「ん……はぁっ、」

　息が止まりそうで、ちょっとだけくちびるを離した。


　ところがすぐに、

　「ん――――――――…っ、」

　奪われる。




　ちゅくっ…くちゅっ…

　「ん…っ、…っん、ん…っん、」

　濡れたくちびるが、くっついてしまいそうななか舌を伸ばして絡めあう。





　ギッ…

　ベッドは軋み、重なる体温が切なくて、熱くて、

　…――壊れてしまいそうだ。






　そのうちに、

　「んん…っ！」

　ビクンッ――――…

　ナナはキスだけで、イけてしまった。







　「は……ぁっ、」
　くちびるが離される。

　「はぁっ、はぁっ、」
　激しく息を繰り返すナナは、火照りすぎて恍惚。



　「もっとキスするか？それとももう…、脱がしてほしいか？」
　「ん…っ、あ…っ、」
　顎を舐められ、反ったナナはそれでも、

　「ど…、どっち…もっ、ぁっ、」

　甘い声で、振り絞った。




　「つまりはどうされてぇのか、ちゃんと言わなきゃダメだろ？」
　「んんん…っ、」
　ところがやはり、焦らされますので、いてもたってもいられなくなったナナさんは、

　「あ…のっ、キスしっ…ながら、ン、脱がして…ほし…っ、」

　って、熱い吐息混じりにせがんじゃった！






　「よく出来たな、来いよ、」
　「んあ…っ、」

　抱かれながら、からだが起こされる。


　くちゅ…

　「ん…っ、ふ…っ、」

　くちびるに幾度となくキスされながら、ナナのトップスは脱がされてゆきます。


　ぎゅっ…

　片手で抱かれた腰は、支えられていないと今にも砕けそうで、

　バサッ――――…

　ナナが素直にふるえながらも動いたため、脱がされたそれはベッドの下へと落とされた。



　ちゅっ…

　次には首筋や肩やなんかに次々と艶かしくキスをされ、

　プツンッ…

　ブラが脱がされてゆく。




　「ん…っ、あ…ん、」
　「こら、あんましがみつくな、脱がせねぇだろ？」
　きつく彼へとしがみつくナナは、ほんとうはもっとしがみついちゃいたいんだけど、

　「は…ぁっ、ン、あっ、」

　涙をいっぱいに溜めた瞳の先を、見つめると、

　はむっ…

　思わず、薔の耳を甘噛みしてしまった。



　ぱらっ…

　ブラが床へと散る。

　「…何やってんだ？」
　静かに吹き掛けて、薔は手もくちびるも休めようとしません。

　「だっ…てぇっ、」
　ナナは涙声で、下を脱がされながら彼にやっぱりつよくしがみついてしまい、

　「…ぁっ、ン、わたし…薔が好きで、っ、仕方ないんっ…ですもんんっ…」

　すりよるかのよう、告げていた。

　「大好きです、薔……」

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