※※第103話:Make Love(so Captive).47






 「やけに可愛くおねだりしてんな、どこを触ってほしいんだ?」
 「ぜんぶが、いい…です…」

 これはまた大胆なのか、再び泣きそうになりつつもナナが切なく振り絞ると、

 「ふーん、」

 妖しい笑みを浮かべた薔は、

 グイ――――…

 彼女のトップスを、脱がしていきました。

 「なら、俺の好きにしちまうかんな、後悔すんなよ?」













 脱ぎ捨てられる手前、手首のあたりでそれは留まった。
 両手は上げたまま、トップスは結ばれまして。

 「や…っ、動けな…っ、」
 ナナは少しの抵抗を、試みるものの、

 「足は縛ってねーだろ、」

 プツン…

 背中に回された片手が、ブラのホックをいとも容易く外してしまう。



 「……あっ、や、」
 甘く零しながら、爪先ではソファを軋ませていって、

 「どーせなら、もっと奪ってやるか、」

 ちょっとイジワルな笑みで告げると、薔はいったんからだを起こした。














 キュ…

 はい、いつの間にかナナさんは、目隠しと猿轡をされちゃっておりました。

 「ん…っ、んっ、ン、」
 何をされるのかわからなくて、少しこわい、でも溢れるほどの期待に疼いて濡れてしまう。


 「全部、触ってほしいんだよな?」
 塞がれたくちびるのうえ、吐息みたいに薔は確かめて。

 「ん……」
 ナナはやはり素直に、小さく頷く。



 「そうか、なら、中までグチャグチャに淫してやんねーとな、」
 クスッと笑うと、

 ぐいっ

 薔は外れていたブラを上にずらし、

 くにゅっ…

 乳房を揉み上げながら肌へとくちづけていった。






 「ん…っ、ん、…っん、」
 ビクビクッとふるえるナナの胸は、艶かしく揉みしだかれる。

 「先に指入れてやっから、今のうちに胸で濡らしとけ。」
 強弱のあるキスを、幾度となく柔肌へ落としながら、

 「あぁ、でももう、下からクチュクチュ音がしてんな…」

 薔は吐息も吹きかけて、愛撫を容赦ない。



 「んん…っ、ん…ふっ、ン、」
 ナナはされるがままになっていて、

 クリクリッ…

 起った乳首をゆびで、弄られだす。


 「んぅ…っん、んっ、ふ…っ、」
 とうとうナナは、堪らずに、

 「んんん――――――…っん!」

 達してしまった。




 キュッ…

 その間も乳首は容赦なく攻められ、摘まんだり引っ張られたり擦られて淫らで、

 「ん…っっ!」

 またしても達して。



 ちゅうっ

 それでもキスマークは付けられちゃったり、乳房は休む間もなく弄られつづけているうちに、

 ジ――――…

 ナナはボトムスのジッパーやなんかも下ろされていったのです。

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