※※第102話:Make Love(&Creme fraiche).46
甘く激しいセックスのあとは、ラブラブとケーキを食べたりしてから、やっぱり一緒のお風呂タイムとなったんだとさ。
――――――――…
ちゃんと何時間か寝ましたよ?
次の日は、待ってましたな土曜日です!
「いらっしゃいませ!」
朝から絶好調のナナは、アルバイトに励んでおった。
本日は9時から15時まで、張り切っちゃう模様です。
「ナナちゃんは今日も元気だね!見習おうっと!」
「いえいえ!店長さんも充分なまでに、元気でございますよ!」
明るいコンビニで、よろしいですこと。
実は、一日中緑茶のキャンペーンは明日の日曜日までなんですが、学校全体で動いたため“旋風”は金曜日までだったんです。
そんなこんなで、ヒロインはせっせと働き始めた頃、
ピンポーン
「ワン!」
チャイムと花子の一声がして、ヒーローの元には来客があった。
不審者とかなら花子は吠えまくるため、薔は特にどうということもなく玄関へと向かいました。
ガチャ――――――…
ドアを開けると、
一瞬、薔は驚いた様子で。
それもそのはず、
「よお、薔、突然悪りぃな、」
目の前には、わりとラフな格好の、夕月が立っていたのだ。
「…いつ、日本に?」
すぐに落ち着いた雰囲気になって、薔は静かに夕月へと尋ねる。
「まぁ、最近てとこか、」
夕月は楽しげに、くっくっと笑うと、
「さて、」
ふと、とてもやさしい眼差しになって、言ったのでした。
「これからお前と、ふたりっきりで行きてぇとこがあるんだ。」
……付け足すまでもないとは思いますが、
ラブホではまずないと思われます!
こっちはこけしちゃん小説じゃないんで!
…――Where is the place where they went?
[ 177/538 ][前へ] [次へ]
[ページを選ぶ]
[章一覧に戻る]
[しおりを挟む]
[応援する]
戻る