※※第100話:Make Love(in Bathroom).45







 バサッ――――…

 ナナの、トップスが脱がされました。
 薔は彼女の、少し乱れてしまった髪をゆびでしなやかに整える。



 プツン…

 そのうちにブラジャーのホックが外され、今度はナナが薔のトップスへと手を掛ける。




 ぱらっ…

 ブラのストラップは肩から下ろされ、腕を艶かしく撫でながら脱がされてゆく。

 ナナもゆっくりと、服をまくり上げてゆくのだけど、ふと、視線は交わって、

 ちゅっ…

 ふたりは、くちびるを重ねた。



 「ん…………」

 舌を絡めたりしながらも、順調に衣服は脱がされてゆき、

 パサッ――――…

 とうとう、最後の一枚が床へと散った。




 「おいで、」
 「はい……」

 そして、一糸纏わぬ姿で、バスルームへと。















 サァ――――――…

 穏やかなシャワーに打たれ、

 ちゅくっ…

 再びのくちづけを交わす。


 髪や肌が濡れてゆく、それは口内もおかしなくらいに。




 「は……」

 いったん少し、くちびるを離すと、

 「おまえ、前向け、俺が洗ってやる、」
 薔は妖しく、彼女を促した。




 言われた通りに前を向くと、目の前には鏡がある。
 互いの姿は互いに、確かめることができるのだ。



 先に頭から、洗われまして、

 「んゃ…っ、くすぐったい…」
 「おい、じっとしてらんねぇのか?」

 これは、ただ洗っているだけではない模様ですな。





 その次は、からだなんですがね、

 ふわ…

 泡立てられたボディソープが、まずは肩から肌を包んでいった。


 ちゅ…

 そのなかでも、うなじや耳やなんかにキスはされちゃっております。


 「あ…っ、ん、っ、」
 「どーした?エロい声なん出して…、ただ洗ってるだけだぞ?」
 おまけに耳もとで笑って囁かれたりするので、とてもではないが堪ったものではございません。


 そのうちに、

 「んん…っ、」
 ついつい、感じて仕方ないナナは、

 ガクンッ――――…

 腰が砕けて、鏡面に両手をついていた。



 ぐいっ

 すぐさま、やはりちょっと強引に、抱きしめられまして、

 「こら、躰はちゃんと俺に、預けてねぇとダメじゃねーか、」
 「ん…っぁ、あ…ん、」

 かなり密着して、続行であります!

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