※※第97話:Make Love(&Possessive).43






 「あ…はっ、あ…っん、」
 堪らず一回イけてしまったナナは、必死で彼へとしがみつきされるがままになってゆく。

 「このまま上から、触れてるか?」
 耳へくちづけながら、甘く薔は確かめてきた。


 「や…っ、…ぁ、っ、」
 「嫌ならちゃんと、言わなきゃダメだろ?」
 ナナは泣いておりますが、薔は吐息を吹きかけるみたいに、ちょっとだけ笑っているのでそれこそ更に疼いちゃいます。


 「中っ、触っ…てっ、」
 とにかくナナは無我夢中でせがんで、
 「中…つうのは、やらしい汁が溢れて仕方ねえ、おまえのここのことか?」

 グチュンッ…

 「あふ…ぁっ、」

 パンツの中、ゆびを1本入れられた。



 「ん…っ、そこ…っ、」
 留められ、ナナはぶるりと身震いする。
 「ヌプヌプ言ってんな、指はこのままでいいのか?」
 首筋を舐め、乳輪を撫でて乳首は焦らしながら、薔は更に確かめてくるのです。


 「やらぁ…っ、もっと、いっぱい…っ、して……」
 すり寄るかのよう、ナナは甘えた声を出して、
 「おい、可愛すぎだ、いっぱいどころか激しくなっても知らねーぞ?」

 キュッ…

 薔はゆびさきでちょっとだけ、乳首を摘まんだ。



 「やん…っ!」
 ビクンッと跳ねて、ナナは達する。
 「硬ぇな、また何か出てくんのか?」
 薔はコリコリと、ゆびで乳首を擦って熱くしてゆきます。


 「ん…っ、ぁっ、薔っ……」
 「あ?」
 そしてナナは、もはやなりふり構っていられなくて、片足もいけるとこまで開いちゃいますと、

 「激しく…て、いい…れすっ、」

 そう、涙混じりにせがんでいた。




 「なら、激しくしてやるから、後で集中的にここ濡らせよ?」
 「はいっ…」

 と、言いますことで、

 プッッ…

 「あっ…っ!」

 素早くゆびは、抜かれました。


 「とりあえず邪魔なモンは、脱げ。」
 「はい…」
 薔は愛液を舐めてから、妖しく指示をして、

 ナナは素直に従うと、

 パサッ――――…

 パンツを脱がされた。




 「足ビショビショじゃねぇか、どこまで垂らしてんだよ、」
 「や…っ、見ちゃ…っ、」

 くぱっ…

 今度は両足が開かれたかと思ったら、

 グチュッッ…

 いきなり3本、ゆびを入れられる。


 「あ…あっ!や…っ、あっ、」
 クリトリスは親指で擦りながら熱く激しく抜き差しされ、ナナはビクビクッとカラダをふるわす。

 「足はずっと開いてろよ?」

 薔は中を淫しながら、まくり上げたトップスとブラがエロティックに露とさせた、乳房を再び愛撫にかかった。

[ 111/538 ]

[前へ] [次へ]

[ページを選ぶ]

[章一覧に戻る]
[しおりを挟む]
[応援する]


戻る