※※第88話:Make Love(&Love sick).35






 ゴクンと嚥下してから、荒く息をつづけ顔を上げたナナは、

 「あ…っ、罰ゲー…っ、」

 艶めくくちびるに涙目で、そのことを思い出した。



 「そうだな、どーせなら日曜日の午後にたっぷり、おまえを俺の好きにしてやるか…」
 薔は汗に濡れた髪をかき上げ、笑いながらナナを抱き起こした。

 「それまで期待に濡れとくのも、罰ゲームの一環な?」





 「けっこういつも、薔はわたしを、好きにしてません…かね?」
 「おまえがどこまでも俺を、好きにさせるからだろ?」
 「んえぇっ!?」
 からだを起こされたナナは、真っ赤になり跪いて、薔の肩へと両手を置き、

 グチュッ…

 「んあ…っん、」

 後ろにまわされパジャマの中へと滑り込んだ手が、秘部を愛撫し始めた。




 「グチュグチュして欲しかったのか?もうゆび3本も入っちまったぞ?」

 片手で腰を抱き、薔は膣内をゆびで熱く淫す。



 グプグプッ…グチュッ…

 「や…っ、あ…っ、」

 ふるえながらナナは、必死でしがみつき、

 「そう、耳元でもっと鳴けよ…、でねぇと下の音で、おまえのエロい声が聞こえねぇかんな、」

 笑って、更に淫音を立てるよう、ゆびを動かし出した薔は、

 ちゅっ…

 ナナの耳元へと、キスを始めた。




 「ふぁ…っ、ン、」
 カラダは跳ねて、彼のTシャツをきつく掴むナナはそれでも腰を動かし、

 「おまえん中の熱なら、いくらでも分け合いてぇよ…」

 耳へ吐息を吹きかけ、薔は舌をも這わせる。



 グッチュッ…グチッ…

 「あっ、あ、あ…っ、」

 やがて、とうとうナナは、

 「あぁんっ!」

 ぎゅっと薔にしがみつき、達したのです。




 イってから、休む間もなく、

 くちゅっ…

 濃厚に舌を絡められた。



 「ん…っ、んっ…」
 無我夢中で舌を絡めていると、

 プッッ…

 「んぅ…っん、」

 ゆびを抜いた手が、そのままナナの足からパジャマとパンツを手際よく脱がしてゆき、足は足へと乗せられると、

 ズプンッ―――――…

 パンツは片足首に留まりくちびるは繋がったまま、下半身も一気に繋がったのでした。

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